ジャンル 現代社会と科学

オンデマンド

【オンデマンド】EBPM入門―エビデンスで政策を機能させるには

  • 秋講座

杉谷 和哉(岩手県立大学准教授)

コード 930701
定員 20名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 11,880

目標

・EBPM(Evidence Based Policy Making、エビデンスに基づく政策形成)について基本的な知識を身につける。
・日本の政策評価について、その展開や現状、課題についての知識を身につける。
・日本の政策をよりよいものにするための、市民としての適切な知識を身につける。

講義概要

現在、世界中で推進されている「EBPM」(Evidence Based Policy Making、エビデンスに基づく政策形成)は、その名の通り、エビデンスを活用してよりよい政策を作り、それを実践していこうという試みです。それ自体は良いことのように聞こえますが、様々な問題があります。まず「エビデンス」とは何でしょうか?エビデンスがいうなら選挙結果に反した政策を進めてもいいのでしょうか?本講座では、これらの疑問を踏まえつつ、EBPMの基礎をわかりやすく説明し、その課題についても解説します。

各回の講義予定

講座内容
1 EBPMとは何か EBPMについて基本的な全体像を解説します。理論的な説明とともに、具体例としてEBPMのパイオニアとして知られる米英の取り組みを分かりやすく説明します。
2 日本における政策評価 日本における政策評価について説明します。日本におけるEBPMは、これまで続いてきた政策評価の取り組みと深く関係しています。いわばEBPM前史というべき政策評価の歴史を知ることで、日本におけるEBPMの理解を深める準備を整えます。
3 日本におけるEBPMの展開と課題 日本におけるEBPMについて、その展開ならびに現在の課題について説明します。2018年ごろから本格的に始まったEBPMは、政治的な影響も受けつつ、現在は多くの省庁や自治体に導入されています。その分、多くの課題にも直面しており、本講義ではそれらも解説します。
4 エビデンスを掘り下げる① エビデンスの罠 本講義ではエビデンスの「罠」について説明します。政策の因果関係や政策の効果を示す様々な数字は、我々にとって大切な情報ですが、使い方を誤ると大変なことになります。本講義では、国内外の事例を交えながら、エビデンスに振り回されている現状を批判的に捉え、その打開策について解説します。
5 エビデンスを掘り下げる② エビデンスの哲学 本講義では、エビデンスを哲学的に捉える話をします。政策と哲学にいったい何の関係が?と思う方も多いかもしれませんが、非常に重要な論点がたくさん含まれています。政治による介入を含め、客観的な情報というだけではないエビデンスの多様な姿を皆さんにお見せいたします。
6 EBPMのこれから エビデンスとの賢いお付き合いに向けて これまでの講義をまとめつつ、EBPMのこれからについて展望します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2026/08/27)から学期終了翌月末(2027/01/31)までになります。一般申込開始(2026/08/27)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2026年度 春期 「EBPM入門―エビデンスで政策を機能させるには」 (04/02〜06/18 木曜日、全6回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

杉谷 和哉
岩手県立大学准教授
大阪府生まれ。博士(人間・環境学、京都大学)。専門は公共政策学。京都大学大学院文学研究科特定研究員などを経て現職。著書に『政策にエビデンスは必要なのか』(ミネルヴァ書房)、『日本の政策はなぜ機能しないのか?』(光文社)など。自治体の委員や官公庁の研修などを通じてEBPM導入の支援を行っている。
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