ジャンル 世界を知る

中野校

アメリカの世紀とは何だったのか?―20世紀アメリカ文化案内

  • 秋講座

石原 剛(東京大学大学院教授)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・09月24日 ~ 12月03日
(日程詳細)
09/24, 10/01, 10/08, 10/15, 10/22, 10/29, 11/12, 11/19, 11/26, 12/03
コード 330305
定員 20名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・20世紀はなぜ「アメリカの世紀」と称されるのか、その文化的背景を理解する。
・20世紀のアメリカの歴史の流れを追うことで、振幅の激しいアメリカ文化の本質を理解する。
・20世紀のアメリカの姿を知ることで、今日のアメリカが抱える問題の本質を理解する。

講義概要

1930年代から60年代に至る各時代のアメリカ文化の特徴を、政治や社会の動きを踏まえながら講義形式で説明していきます。深刻な貧困の問題に直面した1930年代、第2次大戦に翻弄された40年代、冷戦の開始と未曾有の経済的繁栄を謳歌した50年代、そして既成の伝統や文化・社会秩序が主に若者の手で刷新されていった60年代など、各時代の特徴を様々な写真や絵画、音楽、映像作品などを紹介しつつ解説します。時代によってダイナミックな展開を見せるアメリカ文化の特徴を実例とともに理解していただくことで、新旧の価値観の狭間で揺れ動く振幅の激しいアメリカ文化の特徴を理解することを目指します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/24 20世紀におけるアメリカ文化とは何だったのか? なぜ20世紀が「アメリカの世紀」と呼ばれるようになったのか?都市化、多様性、文化戦争、世界大戦、グローバリゼーションといったキーワードを中心に具体例も交えながら考えていきます。
2 10/01 魔神は空からやってきたー危機を生き抜くアメリカ人 アメリカ人にとって大恐慌とは何だったのか?働ける人間の4分の1が失業したといわれる未曽有の経済危機の中、アメリカ人はいかに生きたのか、映像や写真、絵画などを交えて当時の状況を実感してもらいます。
3 10/08 どん底を生き抜く人間の力ー大恐慌時代の文学と芸術 アメリカ最大の危機に文学や芸術はいかに対峙したのか?どん底にあるからこそ表現しえた原初的な人間の姿とその生命力を、アメリカの小説や絵画、写真、音楽などを中心に確認していきます。
4 10/15 危機の時代のリーダーとは?ーフーバーとルーズベルト 未曽有の経済危機を乗り切るためにアメリカはいかなるリーダーを必要としたのか?フーバーとルーズベルトという全く異なる二人のリーダーを中心に考えていきます。
5 10/22 戦時下のマイノリティー女性、黒人、日系人 第二次大戦下のアメリカにおける少数派の人々の生活とは?女性、黒人、日系人の戦時下における扱いについて映像や写真、広告などを交えながら解説します。
6 10/29 押し寄せるアメリカ文化ー戦争の終結と日本の占領 第二次大戦で戦勝国となったアメリカは、いかにその影響力を拡大していったのか?占領下にあった日本の例を中心に、洪水のごとく押し寄せるアメリカ文化と日本の関係を豊富なイメージとともに読み解いていきます。
7 11/12 豊かさの拡大と民主主義の危機ー冷戦と言論弾圧 未曽有の繁栄の裏でアメリカの民主主義はいかなる危機に直面したのか?中産階級を中心とした豊かさの拡大と、冷戦下での言論弾圧の実態を、映画の聖地ハリウッドなどを例に確認していきます。
8 11/19 ティーンネイジャーの出現ー反抗するアメリカの若者たち 豊かな生活を享受する中、なぜ多くのアメリカの若者たちは満たされない思いを抱いたのか?若者たちの支持を集めた1950年代の映画、音楽、文学を例に考えていきます。
9 11/26 真の平等と平和を求めてー市民運動へのうねり 真の民主主義とは何か?1950年代から60年代にかけてアメリカの社会を動かした公民権運動やベトナム反戦運動の展開を豊富な写真や映像とともに追っていきます。
10 12/03 さまようアメリカの若者たちーカウンターカルチャーの時代 ヒッピーたちはなぜこの時代のアメリカに出現したのか?映画、音楽、性革命などを例に1960年代のカウンターカルチャーを担ったアメリカの若者たちの心のありようを考えてみます。

講師紹介

石原 剛
東京大学大学院教授
東京生まれ。Ph.D.(アメリカ研究、テキサス大学)。専門分野はアメリカ文学・文化および日米比較文学・文化。2019年まで早稲田大学教授としてアメリカ文学・文化関連の授業や研究指導を担当。NHKカルチャーラジオ「文学の世界」(2016年)担当講師。日本アメリカ文学会代議員、アメリカ学会理事、日本マーク・トウェイン協会会長などを歴任。主な著作として『Mark Twain in Japan』(2005年)アメリカ学会清水博賞、『マーク・トウェインと日本』(2008年)日本児童文学学会奨励賞・東北英文学会賞、『空とアメリカ文学』(編著、2019年)、『振幅するフロンティアーーアメリカ西部と大衆文化』(共編著、2026年)などがある。

  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店