ジャンル 文学の心

早稲田校

マザーグースを通してみるイギリス文化

  • 秋講座

鷲津 名都江(元目白大学教授)

曜日 月曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・09月28日 ~ 12月14日
(日程詳細)
09/28, 10/05, 10/19, 10/26, 11/02, 11/09, 11/16, 11/30, 12/07, 12/14
コード 130137
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・マザーグースの魅力を探る。
・マザーグースのイギリス文化への影響の深さを知る。
・マザーグースの楽しさを体感する。

講義概要

「キラキラ星」や「ロンドン橋」など、英語圏の人が生まれて最初に出会う英語の押韻詩であるナーサリー・ライム。日本では“マザーグース”として知られていますが、その知識はシェイクスピア・聖書と並んで、英米文化・文学を理解する上でも不可欠のものと言われています。
そこでこの講座では、英語圏の底辺文化であるマザーグースの認識を深めながら、イギリス文化をひもといていきます。英詩の音声面の重要性も改めて認識すると同時に日本の文化も見つめ直し、異文化理解の一端としたいとも思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/28 マザーグースの国イギリス “日本と同じような島国イギリス”と思われがちですが、グローバルな視点から見ると同じ島国でも日本との大きな違いが見えてきます。その点を理解した上で、その国で伝わってきたマザーグースはどの様なものなのか探っていきたいと思います。
2 10/05 マザーグースの楽しみ方 「英国伝承童謡」と訳されることの多いマザーグースですが、イギリスでの呼称ナーサリーライム(Nursery Rhymes) という言葉の意味する所を考えましょう。そして、英詩の基本的なリズムや韻の踏み方を学び、マザー グースを口ずさんだときの楽しさを体感します。
3 10/19 マザーグースの遊びうた① マザーグースと日本のわらべうたの遊びうたを比較しながら、共通点、相違点、リズム感の違いを見ていきます。実際に身体を動かしながら口ずさむと、その違いがより体感できるでしょう。
4 10/26 マザーグースの遊びうた② マザーグースの遊びうたには、歴史的背景が隠されているものもいろいろあります。その背景を知ると、マザーグースの奥深さがより理解できると思います。
5 11/02 マザーグースを通してみる日英の「色彩感覚の違い」 青は幸せ? みどりは忌み嫌われる? ラベンダーの花の色は紫色?それとも青色? 交通信号の“進め”は日本では「青」だが、英語では「グリーン」 ・・・・。
6 11/09 A・クリスティがタイトルに使ったマザーグース "Sing a Song of Sixpence" "This Little Pig Went to Market" "Hickory, Dickory, Dock"など、タイトルに使われたマザーグースを読み解きながら、その狙いを考えてみましょう。
7 11/16 マザーグースのキャラクター 英語圏の人たちがピンとくる表現として、マザーグースに登場するキャラクターがよく使われます。その多彩なキャラクターの代表格をいくつか紹介していきましょう。
8 11/30 マザーグースと早稲田の人々 早稲田大学英文学科の講師にもなった小泉八雲。八雲は長男の英語教育にマザーグースも教材にしています。また『まざあ・ぐうす』を編んだのは北原白秋ですが、土岐善麿や竹久夢二などもマザーグースを訳しています。早稲田との関連も考えながら、それぞれの訳詩を味わってみましょう。
9 12/07 マザーグースとクリスマス① 12月に入るともうクリスマスシーズン。このシーズンのイギリスの風習などを、マザーグースを通してみていきましょう。
10 12/14 マザーグースとクリスマス② クリスマスに関係するマザーグースを知ると、イギリスでのクリスマスの常識が、いかに日本のクリスマスとは温度差があるか、よく見てとれると思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆テキストは指定せず、資料を配付する予定です。ノート・筆記用具をご持参下さい。
◆英語の強弱のリズムをつけてマザーグースを口ずさみ、楽しむことが出来るようになるために、受講生の皆さんも積極的に大きな声を出して授業にご参加下さい。

講師紹介

鷲津 名都江
元目白大学教授
文学修士(青山学院大学)・MA(ロンドン大学)。4歳より小鳩くるみの芸名でビクター専属歌手となり現在にいたるが、1986年にロンドン大学留学以降は教育活動並びにマザーグース等の研究に専念。著書に『わらべうたとナーサリー・ライム』(晩聲社)、『マザーグースと日本人』(吉川弘文館) ほか多数。
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