ジャンル 現代社会と科学
中野校
インターネット遺伝子が創るデジタルとリアルの逆転経済
江崎 浩(東京大学教授)
| 曜日 | 金曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全6回
・10月02日 ~
11月13日 (日程詳細) 10/02, 10/09, 10/16, 10/23, 10/30, 11/13 |
| コード | 330727 |
| 定員 | 24名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・デジタルとは? ― 言葉・文字・貨幣から始まる人類のデジタルの歴史
・インターネットとは? ― 起源と進化を続けるアーキテクチャを整理
・AIとは? - エネルギー(ワット)インフラと融合するデジタル(ビット)インフラ
講義概要
デジタルの発明は20世紀のものではありません。人類は、言葉・文字そして貨幣というデジタルを発明し、文明を創成したのです。人類の文明は、半導体に代表されるIT(Information Technology)を発明し、世界中の人とモノが繋がるインターネットを構築しました。インターネットはどのように設計され構築されたのでしょうか? インターネットの設計思想を解説し、インターネットの構造を理解します。デジタルの本質を議論し、デジタルとリアルの逆転経済をAIのインパクトとともに議論します。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 10/02 | デジタルとは? ・・ 言葉・文字・貨幣もデジタルなんです | デジタルとはどういうことか、その本質を人類の歴史とともに整理します。印刷など人類の大発明の中でデジタルなものには、言葉、文字、貨幣があります。これらは、疑似的なデジタルであり続けましたが、デジタルコンピュータの発明によって、ネイティブなデジタルに進化したのです。また、物理完結の社会システムは、急激にデジタル完結に移行しつつあります。 |
| 2 | 10/09 | インターネットとは – Internet-by-Design - | 設計原理としてのインターネットを整理します。「国境の存在を前提としない」、「敢えて最適化しない」、「選択肢を提供可能にする」、「利他的インセンティブ」、「自助、共助、公助の順番を維持する」、「最大限の努力(ベストエフォート)」、「生き残るための多様性の担保」です |
| 3 | 10/16 | Society 5.0 が同時に実現するDXとGX | 社会・産業システムの脱サイロ化(De-Silo-ing)が、インターネットの責任であり、脱サイロ化は人工知能の発展・普及には必須となります。さらに、当初はITシステムに閉じていたインターネットは、製造工場や交通インフラなどのOTシステムをデジタル接続することになり、社会・産業構造を変革します。デジタル化(DX)によるGX(地球温暖化対策)の実現方法を議論します。 |
| 4 | 10/23 | 社会・産業のデジタルイノベーション | デジタルによるイノベーションとデジタルのイノベーションの2つが存在することを整理しながら、①基本構造は変更せずにビット(=データ+計算)による最適化を行うAS ISのデジタル化と②基本構造を創造的に破壊しビットを前提にしたTO BEのデジタル化を議論・整理します。 典型例として、新聞や鍵、さらにオンライン会議などが挙げられます。 |
| 5 | 10/30 | スマートシティーが目指す新しい集積 | 20世紀の物理インフラの管理維持が日本を含む全先進国の重要課題になりました。持続的成長を可能にする「デジタルの考え方」と「Internet-by-Internet」の考え方に基づいた賢い街づくりを議論します。地球温暖化対策を行いながら、どのように社会・産業インフラの集積形態を実現するのかを議論します。「3方良し」ならぬ「4方良し」のデジタルでの実現です。 |
| 6 | 11/13 | 持続的イノベーションのためのサイバーセキュリティー | 安心と安全は、どう違うのでしょう? 適切なセキュリティー(倫理)を、持続的発展・成長を維持しながら実現しなければなりません。『道徳なき経済は罪。経済なき道徳は寝言(by 二宮尊徳)』、あるいは『論語と算盤(by 渋沢栄一)』の実現です。その本質は、特許や著作権などの知的財産権にも当てはまります。さらに、AI時代にますます重要になる「なぜ匿名性は必要なのか?」などの議論も行います。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は11月20日(金)を予定しております。
◆参考図書として、講師の著書『サイバーファースト 増補改訂版 インターネット遺伝子が創るデジタルとリアルの逆転経済』を、お読みいただくとより理解が深まります。
講師紹介
- 江崎 浩
- 東京大学教授
- 福岡県生まれ。博士(工学、東京大学)。株式会社東芝を経て、現職。専門分野は、インターネット、スマートシティー、スマートグリッド。初代 デジタル庁 チーフアーキテクト。「東京大学 アカデミアクロス、東大教授の超未来予測」など オンラインコンテンツも多数。




