ジャンル 文学の心

早稲田校

音楽から出会う中島敦 蓄音機・SPレコードで聴く

  • 秋講座

庄司 達也(横浜市立大学教授)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全2回 ・09月26日 ~ 10月03日
(日程詳細)
09/26, 10/03
コード 130157
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・日本の近代文学の作家たちと音楽などの芸術との関わりを知ることで、作家や文学作品自体への理解を深める。
・文学と関連する隣接諸領域への関心と理解を深めることで、より精緻な読解の獲得を目指す。

講義概要

近代の多くの作家や詩人たちが作品創造のためばかりでなく、芸術を愛でるという意味合いにおいて、そして西洋を追体験するという目的をもって西洋音楽に接近、その世界と交わりました。
中島敦もその1人です。彼は当時来日した多くの第一級の音楽家たちの演奏会に足を運び、その演奏に耳を傾けました。本講義では中島の作品や日記、コンサート・プログラムやチケットの半券などを手掛かりに、彼が直接に触れた「音楽」に迫ります。それらにその名が登場する ミッシャ・エルマンやヴィルヘルム・ケンプ、ジャック・ティボーなどが演奏した楽曲を、彼が聴いた時期に近い録音のSPレコードにより再現し、中島敦が触れた音楽世界を追体験します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/26 中島敦と海外の演奏家たち 中島敦は、多くの来日演奏家のコンサートに足を運び、直接に彼らの音楽に触れた作家です。神奈川近代文学館には、その際のコンサート・プログラムやチケットの半券が残されています。また、彼の日記には、当夜に演奏された楽曲の名が綴られているものもあり、それ自身が貴重な音楽資料にもなっています。なお、中島敦は、コンサートで得た感興を多くの短歌に詠いました。それらは演奏家ごとにまとめられ、手稿の形で残されています。
それらの資料や作品を紐解き、中島敦の音楽体験を明らかにしていきます。
2 10/03 中島敦の聴いた音楽を追体験する 講師が所蔵する蓄音機とSPレコードを使用して、中島敦が聴いた演奏家たちの楽曲を、当時に録音された音楽家たちの演奏で追体験します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合、補講は10月17日(土)を予定しています。

講師紹介

庄司 達也
横浜市立大学教授
1961年東京生まれ。芥川龍之介の〈人〉と〈文学〉を主たる研究テーマとするが、出版メディアと作家、読者の関係などにも関心を強くしている。近年は、近代の作家たちが聴いた音楽を蓄音機とSPレコードで再現するレコード・コンサートなども企画している。編著書に『100年読み継がれる名作 芥川龍之介短編集』(監修、世界文化社)、『倉敷市蔵 薄田泣菫宛書簡集』全3巻(共編著、八木書店)、『芥川龍之介ハンドブック』(共編著、鼎書房)、『日本文学コレクション 芥川龍之介』(共編著、翰林書房)、ほか。
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