ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

占領期を考える―占領改革・政治の変容・昭和天皇

  • 夏講座

小宮 京(青山学院大学教授)

曜日 木曜日
時間 15:05~16:35
日程 全3回 ・07月02日 ~ 07月16日
(日程詳細)
07/02, 07/09, 07/16
コード 320223
定員 36名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・戦後日本の原点である占領期と、55年体制成立までの時期について、理解を深める。

講義概要

本講義は、占領期から55年体制成立までを対象とする。GHQの占領下で、日本は様々な改革を経験した。例えば、日本国憲法の誕生、中央集権の警察体制の解体などが挙げられよう。講和独立前後になると、政界が再編され、様々な改革も変容する。そして1955(昭和30)年には、自由民主党と日本社会党が誕生し、両党を与野党とする日本政治の基本的枠組み(55年体制)が出現した。松本清張『日本の黒い霧』で取り上げられるように、占領期には不透明さがつきまとう。この講義では、児玉誉士夫が日本自由党にダイヤモンドを提供した、マッカーサーがフリーメイソンだった、そんな噂の真偽についても言及したい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/02 占領期1 戦後改革が進展するなか、大きな影響を与えたのは公職追放であった。改革を進めるに際し、GHQがどのように公職追放を利用したのか、日本側はどのように対処したのか、その影響について、政治や行政の分野を中心に取り上げる。
2 07/09 占領期2 GHQ(最高司令官マッカーサー)のもとで、日本国憲法が成立し、天皇は「象徴」となった(1条)。このとき、昭和天皇は何を考え、どのように行動したのか、またGHQはどう関わったのか。その後の天皇と政治との関係を含め、取り上げる。
3 07/16 講和独立前後から55年体制へ 講和独立前後から、占領改革も変容する。例えば、分権化された警察制度は、度重なる法改正により、中央集権的な体制に変化した。政治の世界では、政界再編を経て、55年体制の実現にいたる。こうした政治や行政の変化を取り上げる。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は、7月23日(木)を予定しております。
◆参考図書:小宮京著『語られざる占領下日本 公職追放から「保守本流」へ』(NHKブックス2022年) 、『昭和天皇の敗北 日本国憲法第一条をめぐる闘い』(中公選書2025年)

講師紹介

小宮 京
青山学院大学教授
東京大学大学院法学政治学研究科、修了。博士(法学)。専門分野は、日本現代史、政治学。主要著書に『語られざる占領下日本 公職追放から「保守本流」へ』(NHKブックス、2022年) 、『昭和天皇の敗北 日本国憲法第一条をめぐる闘い』(中公選書、2025年)などがある。

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