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オンデマンド

【オンデマンド】ワイマル共和国―ナチス台頭期のドイツ

  • 春講座

原田 昌博(鳴門教育大学大学院教授)

コード 910306
定員 20名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 13,860
ビジター価格 受講料 ¥ 13,860

目標

・ワイマル共和国の歴史に対する理解を深める。
・ナチスが台頭した背景に対する理解を深める。
・政治史と社会史の両面から歴史を捉える方法を身につける。

講義概要

1919年8月にドイツで制定されたワイマル(ヴァイマル)憲法は、議会制民主主義、自由・平等の権利、男女普通選挙権、さらに史上初めて社会権を規定し、当時世界で最も民主的な憲法といわれていました。しかし、この憲法下のドイツ(ワイマル[ヴァイマル]共和国)では、それぞれのイデオロギーの下で政治的諸党派による暴力が頻発し、共和国末期には暴力と日常が隣り合わせの状態となりました。その中で、ナチスが人々の支持を集めて政権を奪取していきます。本講座では、ワイマル共和国の歴史を概観したうえで「政治的暴力」の視点から共和国が抱えていた問題を明らかにすることで、ナチスが台頭した背景を考えます。

各回の講義予定

講座内容
1 ワイマル共和国の歴史①―共和国の成立と体制の危機 ワイマル共和国をドイツ史の中に位置づけたうえで、共和国前期(1918〜23年)の政治について考察する。
2 ワイマル共和国の歴史②―共和国の安定化とワイマル期の文化・社会 安定期を迎えた共和国中期(1924〜29年)の政治について考察するとともに、労働者の地位改善、女性の社会進出、バウハウスを中心とする文化を取り上げ、共和国の社会状況を明らかにする。
3 ワイマル共和国の街頭政治とナチスの胎動 ワイマル憲法下の大衆民主主義に伴って展開した「街頭政治」の特質を考察した上で、1920年代のナチスの動向とナチスのプロパガンダ活動について明らかにする。
4 ワイマル共和国の歴史③―ナチスの躍進と共和国の崩壊 世界恐慌の発生により混乱していく共和国後期(1930〜33年)の政治について考察し、ナチズム運動の台頭からヒトラー政権の成立までの過程を明らかにする。
5 ワイマル共和国と政治的暴力①―政治的暴力の市中化・頻発化 共和国中期以降に都市部の労働者地区を中心に激しく展開した諸党派間の街頭闘争の様子を、ベルリンの事例を中心に具体的に明らかにする。
6 ワイマル共和国と政治的暴力②―政治的暴力と酒場 19世紀後半以降のドイツで見られた酒場の政治化と酒場を舞台にした政治文化の特徴を確認したうえで、1930年代初頭に政治的暴力が酒場との結びつきを強めながら、近隣社会の日常生活の中に広がっていった状況を体的な事例に基づいて明らかにする。
7 ワイマル共和国からナチ体制へ ヒトラーの首相任命により成立したナチ政権による政治と「国家テロ型」暴力について考察した上で、講義のまとめとしてワイマル共和国の歴史を考える現代的な意義を検討する。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2026/03/04)から学期終了翌月末(2026/07/31)までになります。一般申込開始(2026/03/04)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2025年度 秋期 「ワイマル共和国―ナチス台頭期のドイツ」 (10/06〜12/15 月曜日、全7回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

原田 昌博
鳴門教育大学大学院教授
広島県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門分野は西洋史(ドイツ現代史)で、特にワイマル共和国時代のナチズム運動について研究している。著書として『ナチズム前夜―ワイマル共和国と政治的暴力』(集英社新書、2024年)、『政治的暴力の共和国―ワイマル時代における街頭・酒場とナチズム』(名古屋大学出版会、2021年)、『ナチズムと労働者―ワイマル共和国時代のナチス経営細胞組織』(勁草書房、2004年)など。
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