ジャンル 文学の心

オンデマンド

【オンデマンド】謎解きアメリカ文学 ポー、トウェイン、サリンジャー他

  • 春講座

竹内 康浩(北海道大学教授)

コード 910103
定員 20名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 11,880

目標

アメリカ文学の新しい読み方を学ぶ。

講義概要

本講座では、主にエドガー・アラン・ポー、マーク・ウェイン、J.D.サリンジャーらの作品を軸に、アメリカ文学の新たな読み方を紹介します。
拙著『謎ときエドガー・アラン・ポー』を議論の中心に据えて、ポーが始祖とされる推理小説群を、新しく読み解いていきます。ポーがどのような手法を用いて、推理小説を作り上げていったのか、という問題を考察することで、ポーの頭の中を探索していきましょう。また、アメリカ文学を代表する作家マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』や、大ベストセラー『ライ麦畑でつかまえて』も謎解きしていきます。

各回の講義予定

講座内容
1 「リップ・ヴァン・ウィンクル」と「若きグッドマン・ブラウン」 ポーの前の世代であるワシントン・アーヴィング、またポーとほぼ同世代のナサニエル・ホーソンの作品を読みます。アーヴィング版の浦島太郎物語としても知られる短編「リップ・ヴァン・ウィンクル」と、ホーソンの「若きグッドマン・ブラウン」は、どちらも「森」の物語です。二つの作品を「深読み」してみたいと思います。「リップ・ヴァン・ウィンクル」は https://www.aozora.gr.jp/cards/001257/files/53680_69591.html で、「グッドマン・ブラウン」は https://literature.hanagasumi.net/YoungGoodmanBrownJP.html で読めます。
2 「犯人はお前だ」 ポーの埋もれた短編「犯人はお前だ」こそが、実はポーの最高傑作であって、私たちが思うよりもポーはずっと天才であった、という話をします。『モルグ街の殺人』角川文庫(河合訳)、あるいは『モルグ街の殺人・黄金虫』新潮文庫(巽訳)などで、「犯人はお前だ」あるいは「おまえが犯人だ」を読んでおいてください。
3 「モルグ街の殺人」他 ポーが最初に書いた推理作品である「モルグ街の殺人」などを読み解きます。名探偵デュパンが登場するこの作品には、隠された構図があります。第二回で紹介した訳本に作品が採録されているので、予習してきていただければ助かります。
4 謎ときこぼれ話 推理小説ではないポーの作品を、いくつか読んでいきます。女性の復活譚、また「黒猫」「赤死病の仮面」「落とし穴と振り子」などを題材にしながら、愛や密室のテーマを議論したいと思います。
5 『ハックルベリー・フィンの冒険』 マーク・トウェインの代表作で、アメリカ文学最大の傑作とも評される『ハックルベリー・フィンの冒険」を、当初トウェインは推理小説として構想したようです。それがなぜ幻に終わってしまったのか、その謎を解いていきたいと思います。
6 『ライ麦畑でつかまえて』 J.D.サリンジャーの長編小説『『ライ麦畑でつかまえて』(『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)の謎を解きます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2026/03/04)から学期終了翌月末(2026/07/31)までになります。一般申込開始(2026/03/04)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2025年度 秋期 「謎解きアメリカ文学」 (10/10〜11/21 金曜日、全6回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

竹内 康浩
北海道大学教授
愛知県出身。専門はアメリカ文学。Mark X: Who Killed Huck Finn's Father?でエドガー賞最終候補。新潮選書の『謎とき』シリーズ三冊の著者。『謎ときサリンジャー』は小林秀雄賞を受賞した。最新刊は『謎ときエドガー・アラン・ポー』
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