ジャンル 現代社会と科学

中野校

寄生虫の世界 寄生虫の生き様と、それによって起こる病気を知る

  • 夏講座

嘉糠 洋陸(東京慈恵会医科大学教授)

曜日 火曜日
時間 15:05~16:35
日程 全5回 ・06月30日 ~ 07月28日
(日程詳細)
06/30, 07/07, 07/14, 07/21, 07/28
コード 320718
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・寄生虫の生活環(生活史)を理解する
・寄生虫によって起きる病気の知識を得る
・自然界における寄生虫と人間の繋がりを感じ取る

講義概要

「寄生虫」と聞くと、どこか不気味で怖い存在を思い浮かべるかもしれません。寄生虫は、長い進化の歴史の中で、環境や宿主に適応しながら驚くほど巧妙な生き方を身につけてきました。本講座では、そうした寄生虫の「したたかな生存戦略」に注目します。寄生虫が、どのような仕組みで人の体に入り、時に病気を引き起こすのかを、具体例を交えながらわかりやすく解説します。医学や生物学の専門知識は必要ありません。寄生虫という少し変わった視点から、私たち自身の体や自然との関係をあらためて考えてみたい方におすすめの講座です。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 06/30 寄生虫学イントロダクション 寄生虫とはどのような生きものなのかを概観し、寄生という生き方や生活環(生活史)の基本を紹介します。以後の講義を理解するための導入回です。
2 07/07 線虫―実は身近な細長いムシ 回虫やフィラリアなどの線虫を例に、体のつくりや感染経路、引き起こされる病気について解説します。私たちの身近に潜む線虫の世界を知ります。
3 07/14 吸虫―水と人をつなぐ寄生虫 肝吸虫や住血吸虫などを取り上げ、複雑な生活環と感染のしくみを紹介します。環境や暮らしと病気の関係について考えます。
4 07/21 条虫―長い体に秘められた戦略 サナダムシに代表される条虫の特徴や、体内での生存戦略を解説します。人の体の中で起こる現象を通して、寄生の巧妙さを学びます。
5 07/28 原虫―小さな存在が引き起こす大きな病気 マラリア原虫などの原虫を例に、微小な生きものが重い病気を引き起こす理由を解説します。寄生虫と人類の長い関係を振り返ります。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は、8月25日(火)を予定しております。
◆一般向けの講座です。専門の知識は必要ありません。
◆ご受講にあたり、寄生虫に関するエッセイや一般向け書籍(例:『笑うカイチュウ』藤田紘一郎(講談社文庫)・『寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち』公益財団法人目黒寄生虫館監修(講談社))をお読みいただくと、より理解が深まります。

講師紹介

嘉糠 洋陸
東京慈恵会医科大学教授
1973年山梨県生まれ。1997年東京大学農学部獣医学科卒業、2001年大阪大学大学院医学研究科修了、博士(医学)。理化学研究所、米国スタンフォード大学などを経て、2005年帯広畜産大学原虫病研究センター教授。2011年から現職。専門は、衛生動物学、寄生虫学、感染症学。著書は「なぜ、蚊は人を襲うのか」(岩波科学ライブラリー)。
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