ジャンル 現代社会と科学
早稲田校
2050年宇宙エレベーターの旅 持続可能な宇宙開発の現状と未来
青木 義男(日本大学特任教授)
| 曜日 | 木曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全6回
・07月23日 ~
09月10日 (日程詳細) 07/23, 07/30, 08/20, 08/27, 09/03, 09/10 |
| コード | 120776 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・注目され始めた宇宙開発の現状と直面する課題を理解する。
・宇宙エレベーターの原理と実現計画について理解する。
・宇宙エレベーターの技術転用と未来の宇宙開発について学ぶ。
講義概要
誰もが簡単に宇宙旅行ができる夢の移動システムとしてSFの中で考案された宇宙エレベーターは、現在の宇宙開発の課題を解決するための革新的宇宙往還システムとして、米国、日本や欧州で実現に向けた取組みが開始されています。本講座では現在の宇宙開発の課題を知るとともに、これまでに提案された宇宙エレベーターの動作原理や仕組みを簡単な実験モデルを使って解説し、世界各国での宇宙エレベーターの研究や実証実験例を紹介します。また、大学やベンチャー企業で宇宙エレベーターの技術転用による宇宙機器として開発された事例や実際に宇宙空間で行われた衛星ミッション、惑星への物資輸送や惑星開発への応用技術についても平易に解説します。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 07/23 | 宇宙開発の現状と課題 | 宇宙エレベーター開発の必要性を理解するために、世界における宇宙開発の現状と課題について解説します。 持続可能な宇宙開発を実現するために取り組まねばならない喫緊の課題と、その対策と共に新たな宇宙往還システムとしての宇宙エレベーターの仕組みを説明します。 |
| 2 | 07/30 | 宇宙エレベーターを開発する意義とは | 持続可能な宇宙開発の実現を目標に検討を行い、日本学術会議マスタープランに採択された宇宙エレベーター実現構想について、社会的意義、工学的意義、教育的意義の観点からわかりやすく解説します。 |
| 3 | 08/20 | 宇宙エレベーターの原理と仕組み | 1960年旧ソ連のユーリ・アルツターノフが、共産党中央委員会機関紙プラウダに「天のケーブルカー」構想を提唱してから、半世紀以上の間に様々な宇宙エレベーター実現構想が提案されました。宇宙エレベーター開発の歴史とともに、世界各国の研究者や企業によって考案された原理や仕組みについて詳細に解説します。 |
| 4 | 08/27 | 宇宙エレベーター開発の現状 | 2002年Bradley Edward博士の宇宙エレベーター実現構想に関するNASA研究機関での論文発表を契機として、米国、欧州や日本などで宇宙エレベーターの実現に向けた要素技術研究が始まりました。現在までに実証されている宇宙エレベーターの開発に関わる様々な要素技術とともに、その現状について解説します。 |
| 5 | 09/03 | 宇宙エレベーターの技術転用 | 宇宙エレベーター開発における要素技術は、宇宙衛星の軌道離脱・遷移技術や、宇宙展開構造、宇宙観測技術、惑星開発技術など多様な分野への技術転用が可能であり、具体的な技術実証提案もなされるようになってきました。最近注目されている技術転用について紹介し、進捗状況や実現可能性について解説します。 |
| 6 | 09/10 | 未来の宇宙開発と宇宙エレベーター | 2050年〜2100年に向けて世界の主要国や民間企業が計画する、手軽な宇宙旅行や惑星開発において宇宙エレベーターやその要素技術が果たす役割について解説し、「誰が」、「どこに」、「どのような条件で」創るべきなのかを検討し総括します。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆本講座は2025年度夏学期に実施した同名講座とおおむね同じ内容となっていますが、2026年春までの学術情報に基づいた最新の内容になっています。
講師紹介
- 青木 義男
- 日本大学特任教授
- 東京都出身。工学博士、シニア教育士(工学・技術)。
米国コロラド州立大学工学部航空宇宙工学科客員研究員を経て、日本大学理工学部特任教授。専門分野は安全設計工学。先端材料技術協会副会長、日本大学理工学部長、日本大学理事、日本大学副学長などを歴任し、現在、日本工学教育協会副会長、国土交通省社会資本整備審議会委員(部会長)、日本建築設備・昇降機センター理事、強化プラスチック協会理事、日本機械学会および日本複合材料学会フェローなどを務める。




