ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

水中考古学の世界―海底から甦るモンゴル襲来

  • 春講座

池田 榮史(國學院大學教授)

曜日 水曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・04月01日 ~ 06月17日
(日程詳細)
04/01, 04/08, 04/15, 04/22, 05/13, 05/20, 05/27, 06/03, 06/10, 06/17
コード 110217
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・水中考古学研究方法について理解を深める。
・水中考古学の魅力を追体験する。
・モンゴル襲来と鷹島海底遺跡について理解する。

講義概要

2011年10月、九州の佐賀県と長崎県の県境に位置する伊万里湾の海底から「モンゴル襲来」の際に暴風雨によって沈没した1艘の元軍船が発見され、その周辺海域は水中遺跡として日本で初めての国史跡「鷹島神崎遺跡」に指定されました。これを契機として、近年の日本では「モンゴル襲来」や「水中考古学研究」への関心が高まりつつあります。
そこで、本講座では水中考古学の枠組みと魅力、さらには水中考古学研究によって解明されつつあるモンゴル襲来の実態について、『蒙古襲来絵詞』や国内外の調査研究資料を用いながら、わかりやすく説き明かしたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/01 水中考古学とはどのような学問か 水中考古学の研究方法について、陸上で行われる一般的な考古学との違いを中心に説明します。
2 04/08 水中考古学研究の歩みを振り返る 水中考古学はどのように発達してきたのか、世界の動きと日本の動きを紹介しながら振り返ってみます。
3 04/15 モンゴル襲来はなぜ起こったか 日本では文永・弘安の役(蒙古合戦)と呼ばれる戦闘が起こった背景と経過についてたどります。
4 04/22 『蒙古襲来絵詞』の世界を垣間見る モンゴル襲来について、肥後国御家人竹崎季長が残したモンゴル襲来に関わる絵巻物『蒙古襲来絵詞』の来歴について紹介します。
5 05/13 鷹島海底遺跡調査研究の歩みをたどる 弘安の役の際、元軍船団は九州の佐賀・長崎県境に位置する伊万里湾において、暴風雨によって壊滅しました。伊万里湾の湾口に位置する鷹島海底遺跡では、長年、モンゴル襲来の解明を目指した水中考古学手法による調査研究が続けられてきました。その歩みを振り返ります。
6 05/20 鷹島海底遺跡調査資料を概観する 鷹島海底遺跡の水中考古学的調査で出土したモンゴル襲来に関わるさまざまな遺物について、紹介します。
7 05/27 鷹島海底遺跡調査資料を読み解く 鷹島海底遺跡の水中考古学的調査で出土したモンゴル襲来に関するさまざまな遺物の中から、興味深い資料を選び、その内容について検討します。
8 06/03 鷹島海底遺跡で検出した元軍船を読み解く 鷹島海底遺跡でこれまでに検出した3艘の元軍船の構造や残存状況、船内から出土した遺物などから、元軍船団の実態を考察します。
9 06/10 世界中の水中考古学を取り扱う博物館を訪ねる 水中考古学調査研究成果を取り上げた世界各地の博物館について紹介します。
10 06/17 鷹島海底遺跡と日本における水中考古学研究の未来を考える 鷹島海底遺跡と日本の水中考古学研究の未来像について、みんなで考えましょう。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆映像資料を用いますので、眼鏡が必要な方はご準備ください。

講師紹介

池田 榮史
國學院大學教授
熊本県天草市生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程前期修了後、同大學助手を経て、1984年4月琉球大学に奉職。以後、38年間考古学・博物館学の教育・研究に従事。近年は鷹島1・2・3号沈没船の調査など水中考古学分野の研究に邁進中。2021年4月より現職。
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