ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
吾妻鏡を読む
新井 孝重(獨協大学名誉教授)
| 曜日 | 火曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全10回
・04月07日 ~
06月16日 (日程詳細) 04/07, 04/14, 04/21, 04/28, 05/12, 05/19, 05/26, 06/02, 06/09, 06/16 |
| コード | 110222 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 2 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
目標
・吾妻鏡を正確に読む。
・個々の記事を正しく解釈して、意味を理解する。
・鎌倉時代の政治史を考える。
講義概要
『吾妻鏡』は鎌倉時代史を研究するうえで重要な史料です。これを丁寧に読み進めながら、武家政権の政治と武士の暮らしを観察します。源頼朝の幕府創業以来、武家の政権が固まり安定するまで、権力の内部では多くの政変が起こりました。政変・陰謀にまつわる鎌倉中の合戦や騒動は、『吾妻鏡』に生々しく記録され、歴史的意味をいまに伝えています。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 04/07 | 陳和卿、鎌倉に来訪 | 東大寺再建の功労者、陳和卿が鎌倉に到り、実朝は和卿と対面した。その後、実朝は、中国の医王山に渡るべく唐船の建造を命じた。幕府内における実朝の苦悩がうかがえる。 |
| 2 | 04/14 | 公暁、鶴岡八幡宮寺の別当となる | 三井寺に修行した二代将軍頼家の子公暁が鎌倉に到着し、八幡宮寺別当となる。公暁と実朝の運命のドラマがこの時からはじまる。 |
| 3 | 04/21 | 公暁の生い立ち | 鶴岡八幡宮別当の公暁。初めて神拝。公暁の生い立ち。源頼家の子。三浦義村を乳父とする。実朝の猶子となる。落飾。三井寺で修行。 |
| 4 | 04/28 | 公暁。千日参籠。広元病患 | 公暁の行動。八幡宮寺に籠る。大江広元が、目を患い出家する。 |
| 5 | 05/12 | 将軍家の動向 | 政子、京を経て熊野におもむく。 実朝、左大将任官を望む。ついで二所詣を行う。 翌月には、実朝左大将に任官。 |
| 6 | 05/19 | 京・鎌倉の寺社が騒がしい | 実朝、鶴岡八幡宮に参拝。 八幡宮寺の児童と若僧、宿直の武士と争う。 延暦寺僧徒、石清水八幡宮と争い、神輿入洛。 |
| 7 | 05/26 | 将軍の官職昇任 | 実朝、建保六年(1218)十月、内大臣、ついで十二月右大臣に任ぜられる。 公暁、鶴岡八幡宮に参籠。人、これを怪しむ。 |
| 8 | 06/02 | 実朝、暗殺される | 承久元年(1219)正月、実朝は右大臣任官の拝賀のため、鶴岡八幡宮に参る。公暁、実朝を殺害。 義村、公暁を討つ。御家人百余名出家。 |
| 9 | 06/09 | 実朝なきあとの幕府 | 幕府、二階堂行光を京都に遣し、親王を将軍とすることを請う。阿野時光を討つ。 |
| 10 | 06/16 | 実朝なきあとの京都、後鳥羽院 | 院、親王を将軍として下向させることを拒否する。 院、幕府に使者を送る。実朝の死に弔意を示し、あわせて、長江、倉橋両荘の地頭更迭を求める。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆パソコン・ボイスレコーダーの持ち込み、ならびに講義中のスマホの使用はご遠慮ください。
◆講義の進捗に多少の遅速が生じることがあり、各回の講義内容が変わることがあります。
◆2025年度春学期の同名講座の続きですが、新規受講の方も大歓迎です。
講師紹介
- 新井 孝重
- 獨協大学名誉教授
- 1950年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は日本中世史。著書に『中世悪党の研究』(吉川弘文館)、『東大寺領黒田荘の研究』(校倉書房)、『黒田悪党たちの中世史』(NHK出版)、『日本中世合戦史の研究』(東京堂出版)など。




