ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

『風土記』からみた古代の日本 『常陸国風土記』を通して政治・宗教・文化を見る

  • 春講座

瀧音 能之(駒澤大学名誉教授)

曜日 火曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・04月07日 ~ 06月16日
(日程詳細)
04/07, 04/14, 04/21, 04/28, 05/12, 05/19, 05/26, 06/02, 06/09, 06/16
コード 110216
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・古代の史料の読み方を身につける。
・古代の地誌である『常陸国風土記』通して、古代の日本について理解する。
・古代における常陸の特殊性について、理解を深める。

講義概要

『風土記』は、奈良時代に国ごとにまとめられた地誌で、完全本は残っていませんが、まとまった形のものは、現在、5カ国のものが残っています。そのうちの1つが『常陸国風土記』です。『風土記』は、原本は残っていませんが、写本で伝えられています。『常陸国風土記』は、8世紀の初めの成立で、当時の常陸をはじめとする東国の様子を知る手がかりになるものです。『常陸国風土記』を丁寧に読み込んでいくことによって、当時の東国の政治・経済・社会・文化などが具体的に見えてくるものと思います。内容的にも、とても興味深いものがたくさんあります。それらについて、皆さんと読み込んでいきたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/07 『風土記』という史料について 『常陸国風土記』の成立年代・編纂者・特色などについて、解説します。
2 04/14 総記 常陸という名称の由来や全体的な内容について、解説します。
3 04/21 新治郡 常陸国の西部に位置する新治郡から読み始めていきます。
蝦夷の平定伝承などを中心に読み込んでいきたいと思います。
4 04/28 筑波郡(1) 新治郡の南に位置する筑波郡について、みていきたいと思います。
筑波と富士をめぐる新嘗の伝承について、興味深い伝承がありますので、これを読んでいきたいと思います。
5 05/12 筑波郡(2) 古代の庶民の楽しみとして知られる歌垣が、筑波で行われており、それについて、詳しくみていきたいと思います。
6 05/19 信太郡(1) 常陸国の一番、南に位置する信太郡について、みていきます。
特に、ここには、国土平定の伝承がみられますので、この点についても考えてみるつもりです。
7 05/26 信太郡(2) 香島大神について、興味深い伝承がみられますので、この点を中心に考えてみたいと思います。
8 06/02 茨城郡(1) 信太郡の北に位置する茨城郡について、みていきます。
ここには、土蜘蛛の伝承がみられます。土蜘蛛は、いまだにその存在が明確になっていませんが、できるだけ具体的に考えてみたいと思います。
9 06/09 茨城郡(2) 『常陸国風土記』は、文飾が強く、なかなか読みにくいところもあります。茨城郡は、そのよい例といえますが、できるだけ現代的に通じるように読み込んでいきたいと思います。
10 06/16 茨城郡(3) 茨城郡には、男女の興味深い恋愛の歌がみられます。この伝承を中心に古代人の恋について、考えを巡らせてみたいと思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆この講座では、テキストは用いません。プリントを配付して読み進めて行きますが、必要に応じて、地図などの補足資料もお配りしながら、説明をしていきます。

講師紹介

瀧音 能之
駒澤大学名誉教授
1953年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、明治大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門分野は、日本古代史。著書に『出雲古代史論攷』(岩田書院)などがある。

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