ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

『古事記』の神話を読み解き、神話成立の歴史的背景に迫る!

  • 春講座

森田 喜久男(淑徳大学教授)

曜日 水曜日
時間 15:05~16:35
日程 全6回 ・04月08日 ~ 06月10日
(日程詳細)
04/08, 04/15, 05/13, 05/20, 06/03, 06/10
コード 110214
定員 42名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・この講座を終えられた後、受講の皆様がご自身の手で『古事記』・『日本書紀』(以下、記・紀と略称)の原文を読むことができるような気持ちになっていただくことを目指します。
・この講座を終えられた後、受講の皆様が『古事記』上巻に記載されている神話の持つ意味について御自身でご家族にお話しできるような段階まで達することを目指します。
・この講座を終えられた後、受講の皆様が古代にさかのぼる神社に興味を持ち、御自身で神話登場地を旅するような気持ちになっていただくことを目指します。

講義概要

『古事記』上巻の神話の意味するところは何か。それは本当に「作り話」なのか、それとも何らかの史実が隠されているのではないか、このようにお思いになる方は多いと思います。神話研究には、さまざまな方法がありますが、まずは読んでみることから始めなくてはなりません。ではどのように読み解いたらよいのでしょうか。この講座では、『古事記』上巻に記された神話を読み解き、神話成立の歴史的背景をさぐります。この講座が終わって、『古事記』を紐解いたあなたは、そこにどのような古代の原風景を見出すのでしょうか。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/08 神話とは何か まず大前提として、神話とは何か。そこから確認しましょう。その上で、神話学・歴史学・人類学・文学等、さまざまな学問領域が神話にどのような形で接近してきたか、この点を整理します。
2 04/15 イザナキ・イザナミの国生み イザナキとイザナミはどのような形で国土を創生したのか。火の神を生んだ代償とは。黄泉国から戻ってきたイザナキが単独で繰り広げる神生み。その意味するところは何か。こういった点について考えてみましょう。
3 05/13 スサノオとヤマタノオロチ スサノオと言えば、出雲でヤマタノオロチを退治した英雄神として登場しますが、この神は、高天原で数々の悪事をこなす両極端の神として描かれています。結局のところ、スサノオという神のキャラクターはどのようにとらえたらよいのか?この点に鋭く切り込みます。
4 05/20 オオクニヌシの試練 オオクニヌシが、強大の八十神に命を落としかけるような試練を受ける場面は、ヤカミヒメを取られた腹いせに八十神がオオクニヌシをいじめているように見えますが、そこには、古代の地域社会に根付く慣行がありました。
5 06/03 オオクニヌシの国譲り 国譲りの神話については、オオクニヌシが苦労して作り上げた国を高天原の神々に譲らされた印象があります。しかし、本当にそうなのか。国譲り神話の語りかけるメッセージに耳を傾けてみましょう。
6 06/10 天孫降臨 国譲りの後、高天原から地上世界へと降臨した天孫達は、山の神や海の神の娘と婚姻を繰り返します。その神話の意味するところは何かについて考えた上で、神武天皇が即位した意味についても言及します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆可能であれば『古事記』をご持参していただけらと思います。出版社は特に問いません。
◆休講が発生した場合、補講日は6月17日を予定しています。

講師紹介

森田 喜久男
淑徳大学教授
石川県生まれ。博士(歴史学・駒澤大学)専門分野は、日本古代史および神話学。前職の島根県立古代出雲歴史博物館で、出雲の神話や出雲国風土記の展示を担当。著書として『やさしく学べる古事記講座』(ハーベスト出版)・『古代王権と出雲』・『能登・加賀立国と地域社会』(同成社)などがある。
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