ジャンル 世界を知る
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ナチスの権力掌握とその政策および過去の克服
斉藤 寿雄(早稲田大学名誉教授)
| 曜日 | 月曜日 |
|---|---|
| 時間 | 13:00~14:30 |
| 日程 |
全6回
・01月19日 ~
03月09日 (日程詳細) 01/19, 01/26, 02/02, 02/16, 03/02, 03/09 |
| コード | 740316 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・ナチスの台頭がなぜ可能になったのかをヴァイマル共和国時代を通して考える。
・ナチスの政策全般ととくにユダヤ人政策を検証し、過激になってゆくナチス政策のプロセスを概観する。
・敗戦後のとくに西ドイツの「過去の克服」の過程を概観し、その取り組みの実態を検証する。
講義概要
ナチスに関する書籍は、毎年ドイツで数十冊、日本でも十数冊出版されている。これだけ多くの書籍が刊行されるのは、そこに人びとの並々ならぬ関心があるからだ。本講座は、ナチスを生み出したヴァイマル共和国の歴史を俯瞰し、そこからナチスが権力掌握をどのように達成したかをみる。さらにナチスが実践したユダヤ人政策に焦点を当て、ユダヤ人の排除、迫害、虐殺のプロセスをたどる。ナチスは、どのように台頭し、権力を獲得し、最終的に前代未聞の残虐な犯罪を犯すことになったのか。この過程を知ることによって人間のなかにひそむ野蛮性をも認識する。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 01/19 | ヴァイマル共和国の歴史 | 第一次世界大戦に敗北したドイツはさまざまな混乱のなかで1919年ヴァイマル共和国を発足させた。その後も政治的に安定せず、一揆なども頻発したが1929年世界大恐慌が起きるまでは比較的安定していた。しかしこの経済危機に端を発して政権は議会制民主主義から大きく外れ、この内部崩壊のなかからナチスが台頭し政権を掌握した。本講義では第一次世界大戦の敗北から混乱したヴァイマル共和国の変遷を辿り、その問題点を浮き彫りにする。 |
| 2 | 01/26 | ナチスの政権掌握 | ヴァイマル共和国の歴史と重なるが、この混乱期にどのようにしてナチスが生まれ、発展していったのかを探り、最終的にいかにしてヒトラーが政権を掌握したのかを述べたい。そして政権獲得後のナチスの権力基盤の確立までを眺めて、その推移を展望したい。 |
| 3 | 02/02 | ナチスの政策 | ここではナチスの政治政策、経済政策、社会政策に分けて話をする。この回はとくに政治に関する1938年までの政策を取り上げ、時系列的に概観し、政策の特徴を示したい。特に飴と鞭による国民の懐柔がどのようにおこなわれたかをみたい。 |
| 4 | 02/16 | ナチスの政策(続) | 今回はまず1939年から1945年のドイツ「第三帝国」の敗北までを同じく時系列で概観し、その後、経済政策と社会政策を取り上げる。政治政策と社会政策は重複する部分もあるが、講師の判断でわけて説明する。 |
| 5 | 03/02 | ユダヤ人政策 | 第3回、第4回のナチスの政策と重なるが、この回ではとくにナチスのユダヤ人政策に的を絞って講義する。ナチスがどのようにしてユダヤ人を迫害、虐待、虐殺していったかを時系列で概観し、またゲットー、強制収容所、絶滅収容所の実態を実例を挙げながら示したい。 |
| 6 | 03/09 | 過去の克服 | ナチスは歴史上類を見ないユダヤ人大虐殺という犯罪をおかした。これに戦後のドイツ(とくに西ドイツ)はどう向き合ったのか、「過去の克服」という人口に膾炙した文言にどのような意味があるのか、ドイツははたして異民族虐殺の過去を清算できたのか。このような問いを提起して、戦後のドイツ社会に深く根づいている問題点を探りたい。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆本講座は過去の同講師の講座と一部重複する場合がありますが、回数を増やし新たな知見を盛り込んでいます。
◆休講が発生した場合の補講日は3月9日(月)を予定しています。
◆Zoom ミーティングを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず
「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)
備考
※2月9日は講師都合により休講となりました。補講は3月9日に行います。
講師紹介
- 斉藤 寿雄
- 早稲田大学名誉教授
- 1992年早稲田大学政治経済学部嘱任。専門分野は20世紀のドイツ詩。著書に『ペーター・フーヘルの世界―その人生と作品』、訳書に『アードルフ・ヒトラー―ある独裁者の伝記』『ナチスからの回心』『ナチス第三帝国を知るための101の質問』『反ユダヤ主義とは何か』『アードルフ・ヒトラー 独裁者の人生行路』ほか。




