ジャンル 日本の歴史と文化
オンデマンド
【オンデマンド】倭城の歴史と構造 文禄慶長の役で朝鮮半島に築かれた豊臣秀吉軍の城
中井 均(滋賀県立大学名誉教授)
コード | 920203 |
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定員 | 20名 |
単位数 | − |
会員価格 | 受講料 ¥ 3,960 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 3,960 |
目標
・文禄慶長の役の歴史を正しく理解することができる。
・朝鮮半島に築かれた豊臣秀吉軍の城のあったことを知ることができる。
・倭城が朝鮮王朝の城、日本近世城郭に多大な影響を与えたことが理解できる。
講義概要
豊臣秀吉の朝鮮出兵(壬辰戦争)では、朝鮮半島南岸に日本式の城が約20ヶ所において築城された。これらを倭城と呼んでいる。城跡は現在も石垣や横堀を見事に残しており、戦国時代の城郭構造の到達点を示す城跡として注目される。ここでは倭城の歴史、構造について分析を加え、日本の城と朝鮮の城のあり方を考え見たい。さらに、倭城がその後の両国の築城にどのような影響を与えたのかについても考えたい。また、朝鮮出兵の本営となった肥前名護屋城や御座所として築かれた壱岐勝本城、対馬清水山城の構造にも触れたい。
各回の講義予定
回 | 講座内容 | |
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1 | 朝鮮出兵の本営肥前名護屋城 | 天正19年(1591)、豊臣秀吉は朝鮮出兵の本営として肥前名護屋城を築城する。その構造について分析するとともに、秀吉の御座所として築かれた壱岐勝本城、対馬清水山城の構造についても分析する。 |
2 | 倭城の構造 | 倭城の立地、規模などから機能の分類をおこない、それぞれの構造について分析を加える。さらに倭城の構造がのちの朝鮮王朝の城制や日本の近世城郭に与えた影響を考える。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆視聴期間は一般申込開始(2025/6/3)から学期終了翌月末(2025/10/31)までになります。一般申込開始(2025/6/3)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2024年度 冬期 「倭城の歴史と構造」 (02/20〜02/27 木曜日、全2回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。
講師紹介
- 中井 均
- 滋賀県立大学名誉教授
- 大阪府生まれ、専門分野は日本考古学で、特に中近世城館跡、近世大名墓所の調査、研究。現在日本各地の城跡調査指導委員会、整備委員会の委員を務めている。また、公益財団法人日本城郭協会の評議員として日本の城の広報活動や活用にも努めている。