ジャンル 日本の歴史と文化
中野校
昭和戦前期の社会と文化
手嶋 泰伸(龍谷大学准教授)
| 曜日 | 月曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全4回
・01月26日 ~
02月16日 (日程詳細) 01/26, 02/02, 02/09, 02/16 |
| コード | 340204 |
| 定員 | 36名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・昭和戦前期に関する概括的な理解を得る。
・昭和史研究に関する現在の研究水準を理解する。
・日本の近現代史から現代社会を展望できるようになる。
講義概要
2026年は、昭和改元100年の節目の年です。そこで、この講義では昭和戦前期の社会と文化を概観していきます。昭和戦前期の日本はどのような社会であったのかを、その時期に発行された多様な書籍に触れながら明らかにすることで、昭和戦前期の特殊性と現代社会の基盤、両方の理解を得ることができるようになるでしょう。
【各回の講義予定】①昭和初期の幕末維新ブーム/②アジアをめぐる言説空間と高まるナショナリズム/③言論統制の時代/④知識人の戦争協力
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 01/26 | 昭和初期の幕末維新ブーム | 現代において、幕末維新史は非常に人気のある文化コンテンツとなっていますが、その源流は昭和初期にあります。昭和改元や皇族の結婚、種々の周年祭によって、明治維新の記憶が昭和期にどのように継承されるのかをみていき、それによって島崎藤村『夜明け前』といった幕末維新期を扱った文学作品が何故生み出されるようになるのかを明らかにしていきます。 |
| 2 | 02/02 | アジアをめぐる言説空間と高まるナショナリズム | 1920年代後半から30年代前半にかけて、日本がアジアのなかで特殊な文化的位置にあることを主張する様々な言説が登場するようになります。岡倉天心や伊東忠太、和辻哲郎といった人たちの書籍がどのように昭和期の人々に読まれていくのかということから、昭和戦前期におけるナショナリズムの高まりについて明らかにしていきます。 |
| 3 | 02/09 | 言論統制の時代 | 1930年代になると、知識人・文化人に対する言論統制の圧力が高まっていくことになります。昭和戦前期において、どのような言説が弾圧されていくのかを、滝川事件や津田左右吉筆禍事件などを事例として明らかにしていきます。 |
| 4 | 02/16 | 知識人の戦争協力 | 昭和戦前期には昭和研究会や海軍ブレイントラストなどを通じて、多くの知識人が日中戦争やアジア・太平洋戦争に協力をしていくことになります。座談会「近代の超克」などを見ていきながら、知識人が戦争協力をすることになる内面的経緯について明らかにしていきます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は、3月2日(月)を予定しております。
◆参考書籍:筒井清忠編『昭和史講義【軍人篇】』(筑摩書房、2018年)、筒井清忠『昭和史講義【戦前文化人篇】』(筑摩書房、2019年)を事前にお読み頂くとより理解が深まります。
講師紹介
- 手嶋 泰伸
- 龍谷大学准教授
- 宮城県生まれ。博士(文学、東北大学)。専門分野は日本近現代史。国立高専機構福井工業高等専門学校講師を経て現職。主な著作として、『昭和戦時期の海軍と政治』(吉川弘文館、2013年)、『海軍将校たちの太平洋戦争』(吉川弘文館、2014年)、『日本海軍と政治』(講談社、2015年)、『統帥権の独立 帝国日本「暴走」の実態』(中央公論新社、2024年)、『加藤友三郎 政党政治を見透した軍人政治家』(中央公論新社、2025年)。




