ジャンル くらしと健康

早稲田校

百寿時代の運動器のつくりかた

  • 夏講座

鳥居 俊(早稲田大学教授)

曜日 木曜日
時間 10:40~12:10
日程 全6回 ・07月03日 ~ 09月04日
(日程詳細)
07/03, 07/10, 07/17, 07/31, 08/28, 09/04
コード 120610
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・百寿社会では運動器の問題が健康寿命に関係しうることを知ること
・百寿社会を生き抜くために必要となる運動器に関する基礎知識を習得すること
・運動器の問題の対処方法や予防方法について知ること

講義概要

現在の簡易生命表によれば、女性の約半数、男性の約1/4が90歳に到達する長寿社会である。平均寿命と健康寿命の差は女性で12年、男性で9年程度であり、要支援・介護の原因疾患の第1位は認知症であるが、第3位に骨折、転倒=骨粗鬆症が入っている。また要支援に限ると第1位は関節疾患=変形性関節症であり、これら運動器の加齢に伴う疾患の割合は長寿化するほど高まると考えられる。これらの運動器の加齢による疾患をどのように対処し予防するかは喫緊の課題である。本講座では、運動器をよりよく維持するために必要な知識や方法を紹介したい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/03 日本人の平均寿命の延伸と健康寿命を制約する要因、ロコモティブ症候群 日本人の平均寿命や健康寿命がどのように推移してきたか、また寿命を決める疾患もどのように変化してきたかを確認し、その上で現在の課題を明らかにする。
2 07/10 骨粗鬆症とその診断、治療 平均寿命の延伸によって増加している骨粗鬆症について、基礎知識を伝える。
3 07/17 骨の発育と維持、運動の効果 生涯で骨がどのように発育し、加齢変化をたどるか、それに対する運動の効果について解説する。
4 07/31 変形性関節症とその診断、治療 骨粗鬆症同様に平均寿命の延伸により要支援の原因疾患の第1位となった変形性関節症についての基礎知識を伝える。
5 08/28 軟骨の発育と維持、運動の効果 生涯で軟骨がどのように形成され、加齢変化をたどるか、それに対する運動の意義について解説する。
6 09/04 サルコペニアとその定義、運動の効果 筋量や筋力の低下は生活活動に影響し要支援・介護につながる。筋肉の維持のしかたについて解説する。

講師紹介

鳥居 俊
早稲田大学教授
早稲田大学スポーツ科学学術院教授。専門領域はスポーツ医学(スポーツ整形外科)、運動器発育発達学。日本スポーツ協会公認スポーツドクターとして、1990年北京アジア大会日本選手団本部ドクター、2021年東京オリンピック陸上競技日本選手団チームドクターなど帯同した。早稲田大学卒業生調査WASEDA's Health Studyを担当。
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