ジャンル 日本の歴史と文化

オンデマンド

【オンデマンド】中尊寺金色堂と平泉藤原氏の世界

  • 春講座

七海 雅人(東北学院大学教授)

コード 910205
定員 20名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 7,920
ビジター価格 受講料 ¥ 7,920

目標

・平泉藤原氏と東北地方の歴史という題材を通じて、日本史の多様性・豊かさについて理解を深めます。
・世界遺産「平泉」と関連資産の内容から、日本の中世という時代・社会の特徴について理解を深めます。

講義概要

2011年、東日本大震災と同じ年に、岩手県平泉町に所在する12世紀の仏教史跡群は、世界遺産に登録されました。その中でも最も有名な資産が、国宝「中尊寺金色堂」でしょう。2024年は、金色堂が創建されたと考えられる年から900年目に当たり、これを記念し、東京国立博物館では特別展も開催されました。
この講義では、金色堂をはじめとする世界遺産「平泉」と関連資産、それらを創出した平泉藤原氏という豪族にスポットを当ててみたいと思います。平泉藤原氏と東北地方の歴史から中世という時代の幕開けをながめた時、どのような歴史像が見えてくるでしょうか。受講者のみなさんと共に学びたいと思います。

各回の講義予定

講座内容
1 平泉前史─前九年合戦と後三年合戦 11世紀後半に東北地方で起きた二つの戦乱と、その中から平泉藤原氏が成立するにいたる歴史を見渡します。
2 中尊寺金色堂と世界遺産「平泉」・関連遺跡群 中尊寺金色堂をはじめとする世界遺産「平泉 ─仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群─」と、その関連資産の内容を確認し、中世成立期の社会の中に平泉藤原氏を位置づけます。
3 地域権力としての平泉藤原氏 中世は武士の時代ともいえます。武士である平泉藤原氏もまた、平清盛の政権や源頼朝の鎌倉幕府と肩を並べるような地域的な政治権力をうち立てました。その概要を紹介します。
4 文治5年(1189)奥州合戦とポスト平泉の時代へ 平泉藤原氏は、鎌倉幕府との戦争に敗れ滅亡するにいたります。その結果、東北地方は、鎌倉幕府の支配下に置かれることとなりました。平泉藤原氏の遺産は、その後の東北地方の歴史にどのような影響を与えたのでしょうか。奥州合戦と呼ばれる戦争と、それがもたらした結果について考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2025/3/4)から学期終了翌月末(2025/7/31)までになります。一般申込開始(2025/3/4)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2024年度 秋期 「中尊寺金色堂と平泉藤原氏の世界」 (11/15〜12/06 金曜日、全4回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

七海 雅人
東北学院大学教授
宮城県生まれ。博士(文学、東北大学)。専門分野は日本中世史。東北学院大学では、日本中世史の概説に関する授業などを担当。12〜15世紀の東北地方に関係する史料の蒐集・考察にもとづき、政治制度史・信仰や社会のあり方・歴史的景観の復元など幅広く研究を進めている。
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