ジャンル 芸術の世界

早稲田校

江戸の粋―古今亭志ん朝を楽しむ 父、志ん生と兄、馬生、名人、桂文楽との聴き比べ

  • 夏講座

布目 英一(横浜にぎわい座館長チーフプロデューサー)
古今亭 志ん輔(落語家)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全8回 ・07月03日 ~ 09月11日
(日程詳細)
07/03, 07/10, 07/17, 07/24, 08/21, 08/28, 09/04, 09/11
コード 120403
定員 70名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 24,778
ビジター価格 受講料 ¥ 28,342

目標

・古今亭志ん朝、古今亭志ん生、金原亭馬生、桂文楽の芸に親しむ。
・口演を通して江戸文化や江戸情緒について知る。
・4人の名手の異なる芸を通して落語の演出について学ぶ。
・愛弟子古今亭志ん輔に志ん朝の芸と人を学ぶ。

講義概要

古今亭志ん朝、古今亭志ん生、金原亭馬生という親子、兄弟にして名手として知られる3人、さらに志ん生と並び称された名人桂文楽の口演から、落語が描く江戸文化の魅力とその背景に触れていきます。天衣無縫な志ん生の芸の継承に悩んだ志ん朝は文楽の巧緻な芸を手掛かりとして自己の芸を確立しました。4人それぞれの口演を聴き比べることによって芸の継承と演出の工夫についても学びます。また、4人の芸と人柄を理解する助けとなる文章も読み、内容を深めていきます。さらにゲストとして志ん朝一門の古今亭志ん輔師匠に志ん朝が理想とした落語のありかたやその人柄について語っていただきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/03 志ん朝の「大工調べ」を楽しむ 爽やかな江戸弁を志ん朝の名演で楽しみます。
2 07/10 志ん生の「大工調べ」を楽しむ 志ん生の口演を通して登場人物の人物像を深く探ります。
3 07/17 馬生の「もう半分」を楽しむ 心の闇を鮮やかに描く馬生の名演を堪能しましょう。
4 07/24 志ん朝の「もう半分」を楽しむ 明るい芸が魅力である志ん朝ならではの怪談を味わいます。
5 08/21 志ん朝の「化物使い」を楽しむ 志ん朝が魅力を感じた落語ならではの世界を楽しみます。
6 08/28 古今亭志ん輔が語る恩師志ん朝の芸と人 志ん朝の芸と人柄について、愛弟子の古今亭志ん輔に語っていただきます。
7 09/04 文楽の「船徳」を楽しむ 文楽の洗練された演技を味わいます。
8 09/11 志ん朝の「船徳」を楽しむ 若旦那ものを得意とする志ん朝の演出を楽しみます。

講師紹介

布目 英一
横浜にぎわい座館長チーフプロデューサー
日本芸術文化振興会「文化デジタルライブラリー大衆芸能編寄席」監修執筆。NHKDVD「日本の話芸特選集」、「特選落語名人寄席」(キングレコード)、「昭和浪曲名演集」(日本コロムビア)の解説、「落語登場人物事典」(白水社)の執筆。国立演芸場「浪曲展」監修執筆。文化庁芸術祭、芸術選奨など文化庁の各種委員歴任。
古今亭 志ん輔
落語家
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