ジャンル 現代社会と科学
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人類はできそこないである
斎藤 成也(国立遺伝学研究所名誉教授)
曜日 | 金曜日 |
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時間 | 10:30~12:00 |
日程 |
全5回
・05月16日 ~
06月13日 (日程詳細) 05/16, 05/23, 05/30, 06/06, 06/13 |
コード | 710766 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 14,850 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 17,077 |
目標
・「できそこないの進化」という観点から人類進化を理解する。
講義概要
SB新書『人類はできそこないである』を基に、人類進化を解説する。ラマルク、ダーウィン、木村の進化論を概説したあと、第1章では人類は生存競争に敗れて住み慣れた森を去った「負け犬」だったと論じる。第2章では猿人・原人・旧人の進化を概観したあと、新人による出アフリカから日本列島(ヤポネシア)にたどりついた人々までの歴史を論じる。第3章では、進化の過程で人類はなにを失ったのかという観点から、痔、腰痛、高血圧、難産などについても論じる。第4章では、現在も残るできそこないの痕跡を、がらくたDNA、ダーウィン結節、歯、顎の退化について論じる。第5章では脳、言語、視覚、嗅覚などについて論じる。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
---|---|---|---|
1 | 05/16 | はじめに | 『人類はできそこないである』の「はじめに」の内容を講義する。 |
2 | 05/23 | 第1章 | 『人類はできそこないである』の「第1章」の内容を講義する。 |
3 | 05/30 | 第2章 | 『人類はできそこないである』の「第2章」の内容を講義する。 |
4 | 06/06 | 第3章と第4章 | 『人類はできそこないである』の「第3章」と「第4章」の内容を講義する。 |
5 | 06/13 | 第5章と「おわりに」 | 『人類はできそこないである』の「第5章」と「おわりに」の内容を講義する。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は、6月20日(金)を予定しております。
◆『ゲノム進化学』(斎藤成也著、共立出版)、『人類はできそこないである』(斎藤成也著、SBクリエイティブ社)に目を通していただき、ご受講いただけたらより理解が深まると思います。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
講師紹介
- 斎藤 成也
- 国立遺伝学研究所名誉教授
- 1957年生まれ。東京大学理学部生物学科人類学課程卒業、同大学大学院理学系研究科人類学専攻修士課程修了(理学修士)、テキサス大学ヒューストン校生物学医学大学院修了(Ph.D)。東京大学理学部生物学科助手、国立遺伝学研究所助教授を経て2002年より教授(集団遺伝研究部門)。2022年3月定年退職、4月から国立遺伝学研究所名誉教授。単著に1997『遺伝子は35億年の夢を見る』、2004『ゲノムと進化』、2007『ゲノム進化学入門』、2011『ダーウィン入門』、2015『日本列島人の歴史』、2016『歴誌主義宣言』、2017『核DNA解析でたどる日本人の源流』、2018 "Introduction to Evolutionary Genomics Second Edition", 2021『人類はできそこないである』, 2023『ゲノム進化学』など。編著に2020『最新DNA研究が解き明かす。日本人の誕生』、2021『ヒトゲノム事典』、2021『図解 人類の進化』, 2023『ゲノムでたどる古代の日本列島』など。