ジャンル 世界を知る
中野校
ワイマール憲法とヒトラー独裁―なぜデモクラシーは崩壊したのか
石田 勇治(東京大学名誉教授)
曜日 | 土曜日 |
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時間 | 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。 |
日程 |
全1回
・09月06日 ~
09月06日 (日程詳細) 09/06 |
コード | 320304 |
定員 | 54名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 5,940 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 6,831 |
目標
・複雑な歴史過程を徒に単純化せず、論点を整理して、事象の本質に迫る力を養う。
・憲法問題を歴史学の視点から考える方法を学ぶ。
・ドイツ現代史の基礎を身につける。
講義概要
極右勢力の台頭が目立つ現在のドイツでは「ワイマール(ヴァイマル)的状況」という言葉がよく聞かれるようになりました。はたしてワイマールの失敗が繰り返されるのでしょうか。そもそもなぜワイマール共和国は優れた憲法をもちながら、短期間の内に野蛮なヒトラー独裁へと転化したのでしょうか?本講座では、いまも議論の絶えないワイマール・デモクラシーの可能性と限界について、その歴史的背景、憲法と運用、憲法と政治の関係に光をあてながら、最新の歴史学の成果を踏まえつつ多面的に検討します。講義は午後の2コマ連続となりますが、途中に休憩時間を設けます。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 09/06 | (1)歴史の中のワイマール憲法 (2)ワイマールからヒトラーへ |
講師紹介
- 石田 勇治
- 東京大学名誉教授
- ドイツ近現代史専攻。主な著著にJungkonservative in der Weimarer Republik. Der Ring-Kreis 1928-1933、『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社)、『過去の克服 ヒトラー後のドイツ』(白水社)、『20世紀ドイツ史』(白水社)、編著に『図説ドイツの歴史』(河出書房新社)、共著に『ナチスの「手口」と緊急事態条項』(集英社)、共編著に『ナチズム・ホロコーストと戦後ドイツ』(勉誠出版)、『ドイツ市民社会の史的展開』(同)、『ジェノサイドと現代世界』(同)、『ドイツ文化事典』(丸善出版)などがある。近年はNHK「映像の世紀」に取材協力(監修者)として携わっている。