ジャンル 日本の歴史と文化
中野校
地図と写真で見る東京の地形と街並み
松本 泰生(元早稲田大学講師、元尚美学園大学講師)

曜日 | 水曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全4回
・07月02日 ~
07月23日 (日程詳細) 07/02, 07/09, 07/16, 07/23 |
コード | 320235 |
定員 | 42名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・東京区部の地形の概要と都市構造の特色を知る。
・坂や階段など、地形に関連する要素への理解を深める。
・品川区、大田区の街並みの変遷を知り、将来像を展望する。
講義概要
武蔵野台地は神田川などの中小河川によって浸食され、多くの谷と高台のある複雑な地形となっています。江戸・東京の街はこの武蔵野台地の東端部において、その地形の影響を強く受けながら発達してきました。本講座は、地形の起伏を表した地図を用いて東京山の手の地形と都市形成の概要を把握し、また、江戸・東京の地形や街並みの特色、近年の都市開発の状況について、写真や絵画を通して理解していきます。今期は主に23区南部の品川区と大田区の地形と街並みを見て行きます。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 07/02 | 東京23区南部の地形概要 | 東京23区南部の地形の現況とその形成経過の概要を理解します。武蔵野台地(山の手)と、海沿い・多摩川河口付近の低地(下町)を含む、品川区や大田区を中心とする地域の地形的な特色を把握します。 |
2 | 07/09 | 坂と階段、地形と建築 | かつて品川区や大田区を流れていた川や、その浸食作用によってできた崖や谷、そこに造られた坂や階段など、両区でしばしば見られる地形を解読していきます。また、武蔵野台地上の住宅地、低地側の工場や商業地といった土地利用のようすをみていきます。 |
3 | 07/16 | 品川区・大田区の街並みの今昔1 | 第二次大戦後の1947(昭和22)年、旧品川区と旧荏原区が合併して現在の品川区が、また旧大森区と旧蒲田区が合併して大田区が成立しました。両区において、海沿いの低地は漁業や東海道を中心とした交通をベースに発展、武蔵野台地の上の地域は農村や郊外住宅地として発展してきました。両区の土地利用や街並み景観の変遷を2回にわたって見ていきます。 |
4 | 07/23 | 品川区・大田区の街並みの今昔2 | 第3回に続き、品川区・大田区の土地利用や街並みについて、主に戦後から近年までの変遷状況などを見ていきます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合、補講は7月30日(水)を予定しております。
講師紹介
- 松本 泰生
- 元早稲田大学講師、元尚美学園大学講師
- 1966年静岡県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)。都市景観・都市形成史研究を行う傍ら、90年代からの東京の階段を訪ね歩く。著書として『東京の階段』(日本文芸社)、『凹凸を楽しむ 東京坂道図鑑』(洋泉社)、『新宿学』(共著)(紀伊國屋書店)がある。