ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

古代史を見直す 橘奈良麻呂の変

  • 夏講座

遠山 美都男(学習院大学講師)

曜日 水曜日
時間 13:10~14:40
日程 全5回 ・07月09日 ~ 09月03日
(日程詳細)
07/09, 07/16, 08/06, 08/20, 09/03
コード 320203
定員 42名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・関係史料を読み解いて歴史の実像に迫ることが出来るようになる。

講義概要

聖武天皇の没後、独裁を強めつつあった藤原仲麻呂に真っ向から立ち向かった橘奈良麻呂。彼とその同志たちはいったい何を企図して決起しようとしたのでしょうか。『続日本紀』を読み解いて奈良時代最大のクーデター未遂事件の実像に迫ります。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/09 事件の前史 事件の背景にあった皇位継承問題について解説します。聖武天皇はその皇統の将来についてどのように考えていたのでしょう。
2 07/16 相次ぐ密告 橘奈良麻呂らの謀議はいかにして進められたか。藤原仲麻呂はそれにいかに対処しようとしたのでしょう。
3 08/06 なだめる光明皇太后 聖武天皇の皇后であった光明皇太后は当初事態の平穏な収束を考えていました。それはどうしてだったのでしょう。
4 08/20 杖下に死す! 奈良麻呂の与党の自白により事件の全貌は一挙に明らかになります。そして凄惨な制裁がかれらに加えられることに。
5 09/03 事件の結末 奈良麻呂の一派を粛清した仲麻呂はその娘婿と言うべき皇族を天皇に推戴し、さらなる独裁への道を歩むことになります。

備考

※講師の都合により、7月23日(水)は休講となりました。補講は9月3日(水)に行います。パンフレットに記載の日程から変更になっていますのでご注意ください。

講師紹介

遠山 美都男
学習院大学講師
1957年東京都生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。博士(史学、学習院大学)。専門は日本古代史。著書に『新版 大化改新』『壬申の乱』(中央公論新社)、『蘇我氏四代 ― 臣、罪を知らず』(ミネルヴァ書房)、『古代の皇位継承』『敗者の日本史 大化改新と蘇我氏』『人をあるく 蘇我氏と飛鳥』(吉川弘文館)、『彷徨の王権 聖武天皇』『古代日本の女帝とキサキ』『天武天皇の企て 壬申の乱で解く日本書紀』(角川学芸出版)など多数。
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