ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

石の謎を探る―地球の本体、鉱物の魅力

  • 夏講座

松原 聰(国立科学博物館名誉研究員)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全6回 ・07月10日 ~ 08月28日
(日程詳細)
07/10, 07/17, 07/24, 07/31, 08/21, 08/28
コード 120786
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・鉱物の正しい知識を獲得し、地球や人との関わりを理解する。

講義概要

鉱物の基本となる諸性質を説明し、鉱物が自然界の重要な構成物であることを理解できるように講義する。特に、日本列島の鉱物多様性を知り、科学的意味だけでなく、鉱物そのものを楽しめるように解説する。講義はスライドや板書を中心に、関連資料を配付し、実物標本などの回覧によって、より分かりやすくなるように努める。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/10 鉱物を知るための基本知識 鉱物とは何か?地球との関係はどうなのか?という大きなテーマを理解するための基礎知識の概略について講義する。
2 07/17 結晶系と形態 結晶とは?原子配列が明らかになっていった歴史に触れ、ナノ単位の結晶格子から由来する我々の目に見える形態とその規則性について講義する。
3 07/24 鉱物の物性 硬度、密度、磁性など鉱物の種を調べる時によく使われる主な性質について講義する。
4 07/31 鉱物の色 鉱物の美しさを特徴づける色について、発色のメカニズムや同種鉱物の色の多様性を中心に講義する。
5 08/21 鉱物の種類と日本の鉱物 鉱物の種類は世界でどのくらい知られていて、そのうち日本ではどのくらい産出が確認されているのか、また新鉱物(新種の鉱物)とはどんなものかについて講義する。
6 08/28 鉱物の産出状態 鉱物が見られる場所や産出状態(産状)の分類などについて、地質との関連を含めて講義する。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は9月4日(木)を予定しています。
◆鉱物を拡大して見るために、お持ちの方はルーペ(倍率10倍前後)をご持参ください。どのようなものかよくわからない場合は、持参しなくてかまいません。第1回目に説明があります。

講師紹介

松原 聰
国立科学博物館名誉研究員
京都大学大学院理学研究科博士課程中退。国立科学博物館地学研究部に勤務し、地学研究部長を務めた後定年退職。理学博士(東京大学)。専門は鉱物科学。著書に『ダイヤモンドの科学』(講談社)『新鉱物発見物語』(岩波書店)『日本の鉱物』(学研)『鉱物ウォーキングガイド関東甲信越版』(丸善)など。

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