ジャンル くらしと健康
早稲田校
鉄道で楽しむ旅
川島 令三(鉄道アナリスト)

曜日 | 水曜日 |
---|---|
時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全6回
・07月02日 ~
08月06日 (日程詳細) 07/02, 07/09, 07/16, 07/23, 07/30, 08/06 |
コード | 120687 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・日本の鉄道は新幹線や都市の路線、ローカル線、路面電車など多種にわたって運行されています。それら各鉄道路線について秘話を含めた成り立ちや現状を理解していただきます。
講義概要
現在も各所で計画されている新幹線、地下鉄、路面電車。この先どこまで建設されるのか、そして建設に至るまでの経緯、建設のメリット、デメリットを紹介、また赤字ローカル線についての現状や黒字化の方策を紹介するとともに、それを踏まえて、様々な列車を楽しく乗る方法をビデオなどを交えて紹介します。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
---|---|---|---|
1 | 07/02 | 新幹線 | 北陸新幹線が敦賀まで延伸開業し、今後の新大阪延伸のルート見直しや北海道新幹線の倶知安先行開業、未開通の西九州新幹線博多―武雄温泉間の動向、リニア中央新幹線の動向などを紹介するとともに、既存の新幹線を楽しく乗る方法なども紹介します。また、ヨーロッパの高速鉄道との違いも紹介します。 |
2 | 07/09 | 都市鉄道 | 首都圏では東急、相鉄の各新横浜線が開業、JRの羽田アクセス線が着工され、東急が蒲蒲線の建設構想を発表しました。関西では阪神なんば線や京阪中之島線が開業、関西万博のアクセス線の地下鉄中央線の延長線が開業、関西空港アクセス向上のためのなにわ筋線が着工されました。これらの動向のほかに、関西と関東の電車の違いなども紹介します。 |
3 | 07/16 | LRT(軽快路面電車) | 新しく宇都宮に路面電車のライトレールが開業しました。このライトレール以外に札幌や北陸各地区の路面電車、広島、岡山、九州各地区の風情ある路面電車とその車窓を紹介するとともに、ヨーロッパのトラムについても紹介します。 |
4 | 07/23 | 新交通システム | 通常の通勤電車、つまり大量の乗客を運ぶのではなく、中量輸送機関のことを新交通システムといいます。各地のモノレールや「ゆりかもめ」などの案内軌条式電車や駅と住宅地を結ぶ2次交通機関などのことです。各種の方式があり各地の新交通システムに乗る楽しみを紹介します。成功している路線が多いのですが、なかには開業して10数年で廃止になったところもあります。どうしてそうなったのかも含めて紹介します。 |
5 | 07/30 | 地方ローカル鉄道 | 首都圏にありながら廃止が決定した木原線の久留里―上総亀山間、青息吐息の群馬県上毛電鉄、関西の滋賀県を走る近江鉄道、中国地方のJRローカル線。それにくらべて富士山麓鉄道や長野電鉄、静岡鉄路、遠州鉄道、JRローカル線の高徳線と牟岐線は乗客が増えています。その違いはどうしてか、そしてあわせてそれらの路線の風景も紹介します。 |
6 | 08/06 | 行楽列車 | 伊豆を走る踊り子号、小田急ロマンスカー、近鉄特急「しまかせ」「ひのとり」「青のシンフォニー」、日光へのスペーシアX、蒸気機関車を走らせて人気がある大井川鐡道や秩父鉄道など、各地の行楽列車を紹介します。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合、補講日は8月20日(水)を予定しています。
◆本講座は2024年度夏学期の同名講座と内容が一部重複しますが、新たな知見を加えて刷新された内容となっています。
講師紹介
- 川島 令三
- 鉄道アナリスト
- 1950年、兵庫県に生まれる。1986年に最初の著書『東京圏通勤電車事情大研究』は通勤電車の問題に初めて取り組んだ試みとして大きな反響を呼び、以後多数の著書によって鉄道政策に影響を及ぼした。参議院運輸委員会参与、リニア活用委員会委員など歴任、2024年秋時点までに210冊を出版、2016年6月に鉄道配線図集『日本の鉄道全線全駅』全52巻と2018年9月に「全国鉄道事情大研究」全30巻と書き終え、その後も年間3、4冊のペースで本を執筆、最近では「幻の鉄路を追う」の東日本編と西日本編や『配線で読み解く鉄道の魅力』1〜~5巻までの5冊、日本の鉄道㊙雑学を刊行した。このほか鉄道アナリストとして執筆およびテレビなどでコメント活動を行っている。