ジャンル 現代社会と科学

中野校

農と食と命は守れるか―国家観なき歳出削減のリスク

  • 春講座

鈴木 宣弘(東京大学大学院特任教授・名誉教授、食料安全保障推進財団理事長)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全1回 ・05月24日 ~ 05月24日
(日程詳細)
05/24
コード 310715
定員 45名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

講義概要

①農業予算を減らせ、②水田での飼料米生産振興の補助金は、かかるお金が増えたのでもう打ち切る、③低価格に耐えられる構造転換を、④食料備蓄は減らせ、⑤食料自給率向上を重視するのは非効率でお金がかかりすぎるからやめて、輸入すればよい。これが財政当局の打ち出した農業政策の方向性である。このように、ただ、お金を減らしたいだけで、現状の危機認識の欠如と大局的見地の欠落から、国民の命は守れるのかを考える。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/24    

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座については、休講が発生した場合の補講日を設けておりません。

講師紹介

鈴木 宣弘
東京大学大学院特任教授・名誉教授、食料安全保障推進財団理事長
東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授、東京大学教授を経て現職。専門は農業経済学。『食料を読む』(日経文庫、2010年)、『食の戦争』(文春新書、2013年)、『悪夢の食卓』(角川、2016年)、『だれもが豊かに暮らせる社会を編み直す』(筑波書房、2020年)、『農業消滅: 農政の失敗がまねく国家存亡の危機』(平凡社新書、2021年)、『協同組合と農業経済〜共生システムの経済理論』(東京大学出版会、2022年、食農資源経済学会賞受賞)、『世界で最初に飢えるのは日本〜食の安全保障をどう守るか』(講談社、2022年)、『マンガでわかる日本の食の危機』(方丈社、2023年)、『国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係』(講談社、2024年)等、著書多数。

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