ジャンル 文学の心

中野校

芥川賞、直木賞作家に学ぶ小説教室(春期)

  • 春講座

井之上 達矢(編集者、慶應義塾大学講師)

曜日 土曜日
時間 10:10~12:10
日程 全6回 ・05月10日 ~ 06月14日
(日程詳細)
05/10, 05/17, 05/24, 05/31, 06/07, 06/14
コード 310112
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・人に読んでもらえる小説を書けるようになる。
・趣味として、楽しんで小説を書けるようになる。
・プロを目指す第一歩を踏み出す。

講義概要

村上春樹、角田光代、小川洋子、朝井リョウ、村田沙耶香、太宰治……。全6回のうち5回を使って、人気作家たちが作品を作るにあたってそれぞれどのような工夫をしているのか、みなさんが応用できるポイントはどこにあるのか、を編集者の視点からお伝えします。残りの1回で、実際にみなさんに文章を書いていただき、提出された作品について、コメントを出します。プロの作家と編集者がどのような打ち合わせを行い、作品を作り上げていくのか、その創作過程を体験することができます。村上春樹作品を題材として取り上げる第1回目については、2024年秋学期とほぼ同内容の講義ですが、第2回目以降は異なる作家・作品を取り上げます。※課題提出はメールで行います。提出された課題は講座資料として受講生同士で共有します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/10 そもそも小説とは何のためにあるものなのか / 「面白い小説」とは何か 「読者に興味を持ってもらう」、「ページを括らせる力がある」ということの裏にある意味を考えます。
2 05/17 読者を「裏切る」ストーリー作りの方法について 激しい事件を起こさなくても、読者が「どきり」とする展開を作るには、どうすればよいのかを解説します。
3 05/24 魅力的な「描写」はどのようにして作るのか 単なる「場面説明」にならない、読者を惹きつける「場面描写」をするには、どこに気をつければよいのかを解説します。
4 05/31 受講生の作品についてのコメント 提出いただいた作品について、一つずつコメントしていきます。
5 06/07 太宰治はなぜ今でも人気があるのか 魅力的な「私小説」の書き方を解説します。
6 06/14 「話題作」の秘密について 最近の「話題作」を題材に、読者を惹きつけるポイントについて解説します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆課題提出はメールで行います。
◆提出された課題は講座資料として、受講生同士で共有します。
◆2024年度秋学期講座「芥川賞、直木賞作家に学ぶ小説教室」との違いについて、村上春樹作品を題材として取り上げる第1回目については、秋学期とほぼ同内容の講義となりますが、第2回目以降については、すべて違った作家・作品を取り上げる予定です。

講師紹介

井之上 達矢
編集者、慶應義塾大学講師
1977年生まれ。早稲田大学卒業後、中央公論新社入社。2012年退社し、株式会社夜間飛行を設立。08年より慶應義塾大学非常勤講師。編集者、ライターとして手掛けた連載・書籍は、『月と雷』(角田光代著)、『ステップ』(重松清著)、『池上彰のお金の学校』(池上彰著)、『われ敗れたり』(米長邦雄著)等多数。

  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店