ジャンル 世界を知る

早稲田校

【対面+オンラインのハイブリッド】中世ヨーロッパの歴史 キリスト教社会と知

  • 春講座

鈴木 喜晴(早稲田大学講師)

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全10回 ・04月02日 ~ 06月11日
(日程詳細)
04/02, 04/09, 04/16, 04/23, 05/07, 05/14, 05/21, 05/28, 06/04, 06/11
コード 110315
定員 41名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・中世西ヨーロッパの社会構造を理解する。
・キリスト教と教会が諸権力の結び目として果たした役割を考察する。
・「知」への関心がどのように発展し新しい制度を生み出したのかを学ぶ。

講義概要

本講座は2024年度秋学期からのテーマ展開になっていますが、初めて参加される方でもわかりやすい授業を心がけています。
昨年秋学期は、13世紀半ばから1303年のアナーニ事件にかけて、教皇あるいは団体としての教会、教会と王国との関係性を問う一連の教会論が発達したことを解説しました。今期はアヴィニヨン教皇期の諸問題を取り扱います。この時期から、従来の教会人による論考だけにとどまらず、世俗の側からも教会や帝国、王国の在り方を再考する、文字通り中世政治思想の重要な著作が次々と著されていきます。この時期の諸問題を考察し、近世、ルネサンスに至る「知」の在り方を考えていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/02 ガイダンス:中世における知の変遷と12世紀以降の状況(総論)  
2 04/09 14世紀初頭までの教会論と中世政治思想の成熟(前学期の復習)  
3 04/16 アナーニ事件前後の西欧と「帝国」をめぐる考察  
4 04/23 イタリアの新しい政治思想:バルトルスとパドヴァのマルシリウス  
5 05/07 「清貧問題」の拡大と教皇批判(1)  
6 05/14 「清貧問題」の拡大と教皇批判(2)  
7 05/21 オッカムと新しい教会論  
8 05/28 学識ある人々と君主への奉仕  
9 06/04 フランス王国の変容:近代国家の出現  
10 06/11 中世中期から初期ルネサンスの世界へ  

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申し込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

講師紹介

鈴木 喜晴
早稲田大学講師
1973年横浜生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、早稲田大学本庄高等学院講師(世界史)、早稲田大学講師(西欧中世史)。
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