ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

『日本書紀』から見る古代の日本

  • 春講座

瀧音 能之(駒澤大学名誉教授)

曜日 火曜日
時間 15:05~16:35
日程 全10回 ・04月01日 ~ 06月17日
(日程詳細)
04/01, 04/08, 04/15, 04/22, 05/13, 05/20, 05/27, 06/03, 06/10, 06/17
コード 110215
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・『日本書紀』とはどのような史料か、実際に読んで確かめる。
・史料を通して古代の日本を考える。
・史料の読み方を学習する。

講義概要

『日本書紀』は720年、つまり、8世紀の初めに作られた日本の正史のトップをかざる書物の1つです。今学期は、天智天皇10年条から読み始め、次の天武天皇の時代にかけて読みすすめていきます。いよいよ、『日本書紀』の大詰めに入ります。これらの動きのある時代を史料を読みながらダイナミックに解説したいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/01 天智天皇(1) 天智天皇が称制のまま政治を執り、やがて即位していく段階から読み始めます。
白村江の戦いの敗戦後の天皇の諸政策について、解説します。
2 04/08 天智天皇(2) 天智天皇の崩御に至るまでの記事について解説します。
3 04/15 天武天皇(1) 大海人皇子の吉野行きから挙兵に至るまでを解説します。
4 04/22 天武天皇(2) 壬申の乱の勃発とその前後について、解説します。
5 05/13 天武天皇(3) 挙兵した大海人皇子に対して、大友皇子側の近江朝廷が動揺している様子について解説します。
6 05/20 天武天皇(4) 壬申の乱の経過と大津京の陥落について、解説します。
7 05/27 天武天皇(5) 壬申の乱に勝利した大海人皇子の大和への凱旋について解説します。
8 06/03 天武天皇(6) 大海人皇子が天武天皇として即位する前後について、解説します。
9 06/10 天武天皇(7) 天武天皇の都である飛鳥浄御原宮について、解説します。
10 06/17 天武天皇(8) 天武天皇の神祇政策について解説します。

テキスト

テキスト
『日本書紀〈5〉』(岩波文庫)(ISBN:978-4003000458)

講師紹介

瀧音 能之
駒澤大学名誉教授
1953年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、明治大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門分野は、日本古代史。著書に『出雲古代史論攷』(岩田書院)などがある。

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