ジャンル 文学の心

早稲田校

シェイクスピアのことばと文化 『ハムレット』を読み、観る

  • 春講座

冬木 ひろみ(元早稲田大学教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全10回 ・04月04日 ~ 06月20日
(日程詳細)
04/04, 04/11, 04/18, 04/25, 05/16, 05/23, 05/30, 06/06, 06/13, 06/20
コード 110141
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・シェイクスピアの原文に親しむ。
・英語を読む力をつける。
・シェイクスピアの時代の文化に対する理解を深める。

講義概要

今期から、シェイクスピアの最高傑作である『ハムレット』の原文を少しずつ読み、さまざまな映像も見て頂きたいと思っています。『ハムレット』は現在でも多くの批評が出ていますし、舞台・映像も多く出されています。それほど人びとの関心を集め、日本でも人気の作品ですが、謎も多く、例えばハムレットはなぜすぐに復讐できないのだろうか、ハムレットとオフィーリアは本当に愛し合っていたのだろうかなど、読めば読むほど不可思議なところが出てきます。この講座では、原文を丁寧に読み、ローレンス・オリヴィエやケネス・ブラナー、さらには野村萬斎のハムレットの映像なども見て頂きながら、じっくり謎を解いてゆきたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/04 『ハムレット』の全体像 ハムレットという人物を中心に、『ハムレット』の魅力と問題点などをご紹介します。
2 04/11 『ハムレット』の舞台と映画 テキストを読み始める前に、『ハムレット』の舞台映像や映画の違いを大まかにご説明します。
3 04/18 1幕1場を読む 最初の場面の特殊性を、場面設定と言葉から見てゆきます。
4 04/25 1幕1場を読む(続き) 亡霊とホレイショーの存在について。
5 05/16 1幕1場(続き) デンマーク王室の状況についてをホレイショーのセリフから読み解きます。
6 05/23 1幕2場を読む 宮廷の場面の華やかさ vs ハムレットの暗さ
7 05/30 1幕2場を読む(続き) メランコリーとは?
8 06/06 1幕2場を読む(続き) ハムレットの第一独白についてと独白の機能について。
9 06/13 1幕3場を読む オフィーリアと兄レイアティーズについて。
10 06/20 1幕3場(続き) 当時の父権制社会と結婚の実態について。オフィーリアの性格について。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆テキストが入手しにくい場合は、他のテキストでも構いません。
◆テキストがお手元に届くまではコピーを配付いたします。
◆5月9日は休講となりました。6月20日に補講を実施いたします。

テキスト

テキスト
Edited by G. R. Hibbard『Hamlet (Oxford World's Classics)』(Oxford Univ. Press)(ISBN:978-0199535811)Reissue版、2008年

講師紹介

冬木 ひろみ
元早稲田大学教授
早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。2008年度英国ケンブリッジ大学客員研究員。専門分野はイギリス演劇、特にシェイクスピア。編著書に『ことばと文化のシェイクスピア』(早大出版部)、『甦るシェイクスピア』(研究社)などがある。
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