ジャンル 現代社会と科学
早稲田校
アメリカ大統領選挙―これであなたも通になる
小西 克哉(国際教養大学大学院客員教授、国際ジャーナリスト)

曜日 | 水曜日 |
---|---|
時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全6回
・01月15日 ~
02月26日 (日程詳細) 01/15, 01/29, 02/05, 02/12, 02/19, 02/26 |
コード | 140715 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・アメリカ政治の基本を確実に把握する。
・アメリカ大統領選のリアルタイムの実相を分析できる。
・アメリカ政治の思想的・歴史社会的状況を理解する。
講義概要
アメリカ大統領選挙は、その祝祭的外観から及びもつかない広範で甚大なグローバルな影響力を持っている。本講座では主に2024年の大統領選挙を題材にその経緯、結果を詳細に分析・解説し、受講者とともに議論を深める。大統領選は誰が勝ったか、日本はどうなる、といった紋切り型の疑問からではなく、アメリカ社会やその文化が選挙過程と、どう関連しているのかを探る。講師は1980年代から大統領選を現地で取材しており、その経験をもとに最新の情報や知見を加え、初心者にも解りやすく伝えることを心がける。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
---|---|---|---|
1 | 01/15 | 60~70年代のアメリカ―分断社会の淵源 | 米大統領選挙の背景となる社会的・歴史的特徴を考える。 なぜ社会が「分断」しているのか。なぜ「格差」より「分断」が問われるのか。 「スタバ文化圏」と「ステーキ文化圏」と政治はどう関係するのか、等々広く議論する。 |
2 | 01/29 | 大統領選の実相(1)制度とイデオロギー | なぜ大統領選挙は複雑なのか。二大政党のイデオロギーとは。そもそもアメリカの保守とリベラルとは何か。 2024年選挙の結果を例に考える。 |
3 | 02/05 | 大統領選の実相(2)選挙キャンペーン | 民主党、共和党陣営はいかに2024年の選挙キャンペーンを展開したのか。 どのような選挙戦略・戦術、資金、参謀を動員して、「地上戦」「空中戦」を戦ったのか分析する。 |
4 | 02/12 | メディアと大統領選挙 | 米大統領選挙においてメディア報道は極めて重要な役割を果たす。ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、CNNなど新聞、テレビの旧主要メディアからSNSやフェイク・ニュースまでが、有権者の政治行動にどう関連してきたのかを考える。 |
5 | 02/19 | アメリカ衰退論と大統領選挙 | 「中国の台頭」の文脈で論じられるアメリカ衰退論をアメリカ外交の実例をもとに考える。 ウクライナ・ロシア戦争、イスラエル・ガザ戦争、米中対立などにおいて、アメリカ政治がどう絡み合っているのか読み解く。 |
6 | 02/26 | 日米関係と大統領選挙 | 戦後の日米関係の中で、特に軍事、経済を軸に、アメリカ政治がどのような影を落としてきたのかを分析し、 新大統領が日本とどのように向き合うのかを考える。 |
備考
※講師都合により、1/22は休講になりました。補講は2/26に行います。
講師紹介
- 小西 克哉
- 国際教養大学大学院客員教授、国際ジャーナリスト
- すべての授業を英語で行う最初の公立大学法人、国際教養大学大学院客員教授。(2009年〜)国際政治、国際報道、ディベート等を担当。東京外国語大学大学院卒(アメリカ政治・国際学修士)東京外国語大学講師などを経て現職。
80年代〜90年代はサイマル・インターナショナルで会議通訳・放送通訳。
1984年からテレビ朝日系「CNNデイウォッチ」「CNNデイブレイク」同時通訳スタッフ・メインキャスター。
そのほか90年代のテレビ朝日系報道番組メインキャスターを数多く務める。
またTBSラジオ昼ワイド「ストリーム」メインパーソナリティ、TBSラジオ「荒川強啓デイキャッチ」コメンテーターなどを国内外のニュース解説を務めた。YouTubeで「小西克哉のニュースさかさメガネ」を配信中。