ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

方言漢字について手書きしながら正しく理解する

  • 冬講座

笹原 宏之(早稲田大学教授)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全2回 ・02月13日 ~ 02月20日
(日程詳細)
02/13, 02/20
コード 340224
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

目標

・地域性を持つ「栃」「湘」「鮴」などの漢字について、そうした漢字が生まれた理由を知る。
・そうした方言漢字を手書きすることで、宛名書きが上手になったり旅行の楽しみが増えたりするほかに、どのような効果が得られるのかを書く体験を通して考える。
・日本の漢字の理想的な将来について各自思いを馳せる。

講義概要

日本列島には、様々な方言が使われていますが、実は漢字にも地域による違いが多数あるのです。それらの漢字をテキストでしっかりと確認し、主な字についてなぜそのような珍しい字が作られたのか、実際にどこで誰がどのように使ったのかということについて解説を行います。併せて、それらの字を実際にテキストに書き込んでみることで、過去の人々の追体験を行うとともに、自身にどのような変化が起きるのか、体感して頂きます。そして、漢字の多様性や豊かさはどこからやってくるものなのか、新字体と旧字体についての実用的な知識などと合わせて、皆さんと一緒にじっくりと考えたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 02/13 方言漢字について知る 地域ごとに個性を持つ漢字について丁寧に解説をし、実際に自身で書いてみることで種々の効果を体感する。
2 02/20 方言漢字について考える 地域性の豊かな漢字について、それがもつ功・罪を一緒に考え、実際に楽しく手書きしてみることで、その意義についてさまざまに検討していく。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆テキストは初回から必ずご持参ください。
◆休講が発生した場合の補講日は、2月27日(木)を予定しています。

テキスト

テキスト
笹原宏之『なぞり書きで脳を活性化 知る人ぞ知る方言漢字128』(大修館書店)(ISBN:978-4469232899)1回目、2回目と、読んだり書き込んだりしてたくさん使うので、このテキストは必ず初回から持参してください。

講師紹介

笹原 宏之
早稲田大学教授
東京都生まれ、早稲田大学大学院修了。博士(文学)(早稲田大学)。「常用漢字」「人名用漢字」などの制定に携わり、NHK用語委員、日本漢字学会理事、日本語学会評議員、『新明解国語辞典』編集委員。著書に『日本の漢字』(岩波新書)『漢字の歴史』(ちくまプリマ−新書)『謎の漢字』(中公新書)『画数が夥しい漢字』(大修館)『方言漢字事典』(研究社)『国字の位相と展開』(三省堂、金田一京助博士記念賞)他。

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