ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

バードウォッチングことはじめ 冬の鳥景色を楽しむ

  • 冬講座

樋口 広芳(東京大学名誉教授)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全6回 ・01月23日 ~ 02月27日
(日程詳細)
01/23, 01/30, 02/06, 02/13, 02/20, 02/27
コード 140785
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 18,700
ビジター価格 受講料 ¥ 21,373

目標

・身近な自然の中で生きる鳥たちのくらしについて理解する。
・冬のバードウォッチングの楽しさを体験する。
・人と鳥とのふれあい、かかわりあいなどについて知る。
・鳥のくらしを通じて、生きものの多様な世界のあり方を理解する。

講義概要

鳥の世界は季節によって大きく変化する。その変化に合わせて、私たちは鳥の世界を楽しむことができる。冬の野山は、里山も水辺も鳥たちでにぎわい、観察もむずかしくない。散策がてら、そうした鳥景色を楽しもう。とくに水辺では、色鮮やかなカモ類などが織りなす鳥景色をじっくりと観察できる。本講座では、初心者向けに冬の鳥とそのくらしを紹介するとともに、実際に野外に出てのんびりと鳥景色を楽しむ。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/23 四季の鳥と自然―バードウォッチングことはじめ 四季折々に移り変わる鳥と自然の世界。身近な自然にくらす鳥たちの世界は、どう変わるのか。そうした「鳥景色」の変化の様子を美しいスライドを使って紹介。講義全体の導入。
2 01/30 冬に出会いたい鳥たち、鳥景色 冬の野山は鳥たちでにぎわう。とくに水辺は、カモ類やサギ類、カイツブリ類をはじめとして、鳥たちの姿を身近で見られるよい場所だ。どこでどんな鳥や鳥景色に出会えるか、見どころは何か、観察や撮影法は?などについて学ぶ。
3 02/06 冬の鳥景色を楽しむ。葛西臨海公園での野外観察実習 東京都江戸川区の葛西臨海公園で野外観察。いろいろなカモ類、バン類、サギ類、カイツブリ類などの水鳥が観察できる。観察機材がなくても鳥たちや鳥景色を楽しむことはできるが、双眼鏡や望遠鏡を使うと、鳥たちの美しさや興味深い行動がきわだって見える。
4 02/13 冬の鳥の興味深い行動 カモ類は冬が恋の季節。目のさめるような美しい羽色に変身した雄たちが、雌の前で奇妙な求愛行動を見せる。森や林では、ヤマガラなどが秋に貯えておいた木の実をせっせと取り出して食べる。運がよければ、レンジャク類が寄生植物のヤドリギの実をついばんでいる様子なども見られるかもしれない。
5 02/20 渡り鳥はどこからやってくる? カモ類やハクチョウ類は身近な鳥であるが、想像もできないようなすごい旅をして日本にやってくる。最新の研究によって明らかになったおどろきの渡りの様子を紹介。また、秋に南下して行った鳥たちは、どこで過ごしているのか?こうした謎にも迫る。渡りの実態を知ると、鳥景色の見方も変わってくる。
6 02/27 冬の楽しい探鳥地案内 身近な東京の不忍池や明治神宮、横浜の舞岡公園、遠隔地の宮城県伊豆沼、宮城県三陸海岸、北海道釧路、鹿児島県出水など、冬のバードウォッチングに適した場所を紹介。すぐには行けなくとも、夢は広がる。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆パンフレットの受講料表記に誤りがありました。
誤:会員 \17,820 ビジター \20,493
正:会員 \18,700 ビジター \21,373
◆野外観察実習の日は、現地集合、現地解散です。
◆交通費等の費用は、別途実費ご負担となります。
◆野外観察実習の日が荒天の場合は休講となり、その後は順延とする予定です。
◆本講座は、同講師が2023年度冬学期に八丁堀校で開講した講座をもとに、新しい情報を多少加えて構成したものです。

講師紹介

樋口 広芳
東京大学名誉教授
1948年横浜生まれ。東京大学大学院博士課程修了。ミシガン大学客員研究員、日本野鳥の会研究センター所長、東京大学大学院教授などを歴任。現在、東京大学名誉教授、慶應義塾大学訪問教授。主著『鳥たちの旅』(NHK出版)、『生命にぎわう青い星』(化学同人)、『日本の鳥の世界』(平凡社)、『鳥ってすごい!』(山と渓谷社)、『ニュースなカラス、観察奮闘記』(文一総合出版)など。
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