ジャンル 世界を知る

早稲田校

満洲国から読み直す近現代の世界史

  • 冬講座

宮脇 淳子(歴史学者、公益財団法人東洋文庫研究員)

曜日 金曜日
時間 13:10~14:40
日程 全8回 ・01月10日 ~ 02月28日
(日程詳細)
01/10, 01/17, 01/24, 01/31, 02/07, 02/14, 02/21, 02/28
コード 140303
定員 41名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・日本の近現代史を朝鮮半島や中国大陸との係わりから見直す。
・満洲という土地の特徴とその歴史を理解する。
・日本人以外のさまざまな民族の視点から満洲を見る。

講義概要

第二次世界大戦が終結して80年も過ぎたのに、日本はいまだ敗戦の痛手から立ち直れず自虐史観を脱却できない。戦後の世界秩序を維持するための国連常任理事国であるロシアと中国が秩序を破壊している今こそ、日本の近現代史を、外国の目ではなく自分たちで見直すときである。日本史と世界史を同時に取り上げる歴史総合が教科になったが、大学にはそのような学部はなく、教える側も手探りである。本講座では、日本の近現代史と大きく関わった、中国が建国される前からの満洲の歴史と、その地で暮らしたさまざまな民族の運命について語る。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/10 なぜいま満洲国が重要なのか  
2 01/17 満洲とはどういうところか  
3 01/24 満洲人が清朝を建て、シナ全土を支配する  
4 01/31 西洋近代に対応できなかった清朝  
5 02/07 日本はなぜ満洲に出て行くことになったのか  
6 02/14 日本はなぜ満洲国を建国したのか  
7 02/21 満洲族の故郷としての満洲と流入した漢人たち  
8 02/28 満洲の日本人・朝鮮人・モンゴル人・ロシア人  

テキスト

テキスト
『満洲国から見た近現代史の真実』(徳間書店)(ISBN:978-4198658533)

講師紹介

宮脇 淳子
歴史学者、公益財団法人東洋文庫研究員
1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒、大阪大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専攻は東洋史。東京外国語大学・常磐大学・国士舘大学・東京大学等の非常勤講師を歴任。著書に『日本人が教えたい新しい世界史』『満洲国から見た近現代史の真実』『皇帝たちの中国史』『どの教科書にも書かれていない日本人のための世界史』『ロシアとは何か』『真実の中国史』『中国・韓国の正体』『モンゴルの歴史』『世界史のなかの蒙古襲来』ほか多数。

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