ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
遷都の古代史―都はなぜ遷るのか【七世紀編】
仁藤 敦史(国立歴史民俗博物館名誉教授)

曜日 | 水曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全3回
・01月22日 ~
02月05日 (日程詳細) 01/22, 01/29, 02/05 |
コード | 140204 |
定員 | 70名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 8,910 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 10,246 |
目標
・古代都市の歴史について理解深める。
・歴代遷宮の理由について考える。
講義概要
古代では平安京に遷都するまで都はたびたび遷りました。歴代遷宮と呼ばれる七世紀前半までのあり方から、次第に飛鳥小墾田宮など飛鳥へ集中する時期があり、その後は中国風の都市のかたちを取り入れ、碁盤の目ような都市域を形成するようになります。十年のみやこ長岡京から千年の都となった平安京への定都に至り、都は近世まで動かなくなります。こうした動く都から動かない都への転換の理由を考えていきます。今学期は前編として六〜七世紀のみやこについて解説します。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 01/22 | 歴代遷宮と小墾田宮 | 六世紀以前の歴代遷宮と推古朝の小墾田宮の構造について考えます。 |
2 | 01/29 | 難波宮と大津宮 | 大和を離れた七世紀の難波と近江への遷都を考えます。 |
3 | 02/05 | 天武朝と飛鳥浄御原宮 | 天武朝における宮室の発展段階を考えます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆『都はなぜ移るのか-遷都の古代史-』(ISBN:978-4642057332)を事前にお読みいただくと理解が進みます。
講師紹介
- 仁藤 敦史
- 国立歴史民俗博物館名誉教授
- 国立歴史民俗博物館名誉教授。博士(文学 早稲田大学)。専門は日本古代史(王権論、都城制成立過程の研究)。主な著書に、『藤原仲麻呂』・『加耶/任那』(中公新書)、『古代王権と支配構造』(吉川弘文館)など。NHKの歴史番組『さかのぼり日本史』出演。集英社版「マンガ日本の歴史」監修担当。