ジャンル 芸術の世界

オンデマンド

【オンデマンド】じっくり楽しむ西洋の芸術と歴史 西洋文明の始まりからヘレニズム時代の終わりまで

  • 春講座

池上 英洋(美術史家、東京造形大学教授)

コード 910405
定員 −名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 9,900
ビジター価格 受講料 ¥ 9,900

目標

・西洋の歴史と芸術の流れを概観する。
・文化史をより味わい深く楽しむためのポイントを知る。
・西洋の歴史における政治と経済、宗教と美術の連動性を理解する。

講義概要

本講座は、西洋の歴史と文化をじっくりと楽しみながら見ていくことを目的としています。丹念に見ていくため、全五回で文明の始まりからヘレニズム時代の終わりまでを扱います。西洋文化の発祥の地であるメソポタミアとエジプト、そしてその影響を受けてギリシャを中心とする地中海文明がどのように発展していったかの流れを追っていきます。各地の絵画・彫刻・建築をみながら、文明と都市の形成、各地の神話と宗教の影響関係、そして人々の暮らしと文化の発展について、広く深く楽しく観ていきましょう。

各回の講義予定

講座内容
1 洪水神話の比較からみる、古代文化の伝播と相互関係 ノアの箱舟の物語を辿っていくと、古代文明同士のつながりと影響関係がわかります。
2 西洋文明の始まり ―原始社会と定住 文明化とは共同体の形成と定住、それに続く都市化のプロセスを指します。
3 メソポタミアとエジプト ―西洋文明の父と母 最古の文字文明をつくったシュメール人と、巨石文化で知られるエジプト人は、その後の西洋世界の両親にあたります。
4 ギリシャと大ギリシャ圏 ―偉大なる「古典」と人々の暮らし 「クラシック期」はギリシャ文明の最盛期にあたります。その特殊な社会と文化、古代人の生活を見ます。
5 ヘレニズム ―アレクサンドロス三世大王の東征とその影響 アレクサンドロス三世大王(アレキサンダー大王)の大帝国は、それまでの文明構造を一変させ、あらたな時代を準備しました。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2024/03/05)から学期終了翌月末(2024/07/31)までになります。一般申込開始(2024/03/05)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
 2023年度 秋期 「じっくり楽しむ西洋の芸術と歴史」 (10/05〜11/30 木曜日、全5回)
 で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

池上 英洋
美術史家、東京造形大学教授
1967年広島生まれ。東京芸術大学卒業・同大学院修士課程修了。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史。著書に『Due Volti dell'Anamorfosi』(Clueb、イタリア)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(小学館)、『美しきイタリア』(光文社)、『神のごときミケランジェロ』(新潮社)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ 生涯と芸術のすべて』(第四回フォスコ・マライーニ賞)『死と復活』『西洋美術史入門』『ヨーロッパ文明の起源』(いずれも筑摩書房)、『錬金術の歴史』『イタリア・ルネサンス』(いずれも創元社)、『失われた名画の展覧会』(大和書房)など。日本文藝家協会会員。
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