ジャンル 世界を知る
オンデマンド
【オンデマンド】社会人のための必修教養講座 世界史を旅する
津野田 興一（都立立川高等学校教諭）
| コード | 910303 |
|---|---|
| 定員 | −名 |
| 単位数 | − |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 9,900 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 9,900 |
目標
・世界の歴史に対する理解を深める。
・それぞれの時代や社会の特徴をつかむ。
・最新の歴史学の成果を学ぶ。
・過去の人物の生き様を通じて現在とつなげる。
・歴史史料や画像の読み解きから時代をつかむ。
講義概要
講義では、バグダードを建設したマンスール,北宋で政治改革に取り組んだ王安石,アメリカ建国の父ワシントン,琉球王国最後の国王である尚泰,「フランスの栄光」を掲げたド=ゴールという、世界の歴史に重要な役割を果たした5人の人物を取りあげ、それぞれの社会的背景や国際的な状況などを考えながらエピソードをもとに人物像を紹介いたします。予習等は特に必要ありません。また、高校時代の世界史を忘れてしまった人でも大丈夫。豊富な写真や図などの資料を使いながら、分かりやすく説明いたしますので、まっさらな気持ちでご参加ください。
各回の講義予定
| 回 | 講座内容 | |
|---|---|---|
| 1 | バグダードの建設者 マンスール | マンスールはアッバース朝の事実上の建国者とも言われる第2代カリフです。イスラームが世界宗教として定着することに大きく貢献したアッバース朝はどのように生まれ，発展したのでしょうか。ムハンマドに始まるイスラームの成り立ちまでさかのぼり，そこからウマイヤ朝までを概観したのちに，アッバース朝時代における8世紀のイスラーム世界の形成について考えてみましょう。 |
| 2 | 北宋の改革者 王安石 | 王安石は北宋の第6代皇帝神宗の時代に政治改革を断行した人物です。彼はなぜ改革をおこなわなくてはならなかったのでしょう。王朝の始まりにさかのぼって，北宋がどれほど画期的であったのかについて探りながら，王安石が登場する必然を考えてみたいと思います。その際，契丹や西夏，そして日本など北宋をとりまく諸国や諸民族の動向にも注目してゆきましょう。 |
| 3 | アメリカ合衆国の建国者 ワシントン | ワシントンはイギリスに対する独立戦争の指導者として，何度も敗北を重ねるという危機的な状況を乗り切った政治家です。ではその素顔はどのようなものだったのでしょうか。また，初代大統領としてワシントンはどのような政治運営をしたのでしょうか。その生涯と歴史に果たした意義とを，多くのエピソードとともに振り返ってみましょう。 |
| 4 | 琉球王国最後の国王 尚泰 | 今からわずか150年ほど前まで，琉球王国という独立国家が存在していました。それはどのような国で，なぜ滅亡したのでしょうか。最後の国王である尚泰に焦点をあてて，王国滅亡のドラマを再現してみましょう。私たちが沖縄と呼ぶ地域は，どのような歴史を持っているのでしょうか。琉球王国を考えることは，日本を異なる角度から捉えなおすことにつながることでしょう。 |
| 5 | 不撓不屈の将軍 ド=ゴール | フランスの将軍ド=ゴールは，ナチス=ドイツに敗北してロンドンで亡命政府を樹立します。そもそもなぜフランスは敗北したのでしょうか。そしてド=ゴールは，国際社会の中でどのようにして「フランスの栄光」を取り戻そうとしたのでしょうか。ドイツにも，イギリスにも，アメリカにも屈服しなかった彼の生涯をたどることで，現代のフランスを展望してみましょう。 |
ご受講に際して（持物、注意事項）
◆視聴期間は一般申込開始(2024/03/05)から学期終了翌月末(2024/07/31)までになります。一般申込開始(2024/03/05)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2023年度 秋期 「社会人のための必修教養講座 世界史を旅する」 （09/28〜11/30 木曜日、全5回）
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。
講師紹介
- 津野田 興一
- 都立立川高等学校教諭
- 東京都生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻修了。都立高校で世界史教育を担当。著書に『世界史読書案内』(岩波ジュニア新書)、『やりなおし高校世界史 考えるための入試問題8問』(ちくま新書)、『わかる・身につく 歴史学の学び方』(大月書店、共編著)、『「なぜ!?」からはじめる世界史』(山川出版社)、『大人の学参 まるわかり世界史』『大人の学参 まるわかり近現代史』(文春新書)のほか、高校世界史・歴史総合教科書、世界史参考書多数。
