ジャンル 日本の歴史と文化

オンデマンド

【オンデマンド】雄略天皇をめぐる伝承と史実―5世紀の国家と社会

  • 春講座

古市 晃(神戸大学大学院教授)

コード 910205
定員 −名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 7,920
ビジター価格 受講料 ¥ 7,920

目標

・『古事記』や『日本書紀』を中心とする日本古代の文献史料を読解する力を身につける。
・日本の古代国家の成り立ちについての理解を深める。

講義概要

雄略天皇は史書に登場する古代天皇の中で、他の史料から実在が確認できる最初の天皇(倭王)です。刀剣に記された銘文や、中国の歴史書は、雄略が生きた5世紀後半の日本(倭国)のあり方を伝えてくれる基本的な情報です。ただ雄略については、『古事記』や『日本書紀』などの史書にも豊富な伝承が残されており、それらを活用することで新たな雄略像を再検討してゆくことが求められています。これらの作業を通じて、5世紀後半の倭国の統治体制や、王族と豪族の関係といった、古代国家の成り立ちについての基本的な事柄を明らかにすることに努めます。

各回の講義予定

講座内容
1 雄略天皇の系譜 雄略天皇に関する基本的な事項を紹介し、その系譜を整理することで、王族の中での雄略の立場を考えます。
2 5世紀後半の列島支配 雄略天皇を含む5世紀後半の倭王、また倭王をとりまく中央の支配者たちが、列島をどのように統治していたのかについて考えます。
3 5世紀後半の王族と豪族 5世紀後半の王族と豪族がどのような関係にあったのか、またそれがどのように変化するのかについて考えます。
4 雄略後の展開 雄略天皇が亡くなった後の王族や豪族の動向を検討することを通じて、雄略の治世の意味について改めて考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2024/03/05)から学期終了翌月末(2024/07/31)までになります。一般申込開始(2024/03/05)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
 2023年度 秋期 「雄略天皇をめぐる伝承と史実―5世紀の国家と社会」 (11/20〜12/11 月曜日、全4回)
 で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

古市 晃
神戸大学大学院教授
岡山県生まれ。博士(文学、大阪市立大学)。大阪歴史博物館、花園大学を経て現職。日本古代史を専攻。国家形成史や地域社会史に関心を持つ。著書に、『倭国 古代国家への道』(講談社現代新書)、『国家形成期の王宮と地域社会』(塙書房)などがある。

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