ジャンル 日本の歴史と文化

オンデマンド

【オンデマンド】社会人のための必修教養講座 日本通史―近代・現代編

  • 春講座

吉野 領剛(都立西高等学校教諭)

コード 910204
定員 −名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 11,880

目標

・史・資料を活用して、日本史についての理解を深める。
・通史学習を通して、それぞれの時代の特徴をつかむ。
・自分なりの、ただし柔軟性と可変性を兼ね備えた歴史観をもつ。

講義概要

歴史上の人物を英雄譚的に語ることが多い時代小説や大河ドラマ。その人物を取り巻く社会的背景、その前後の時代も含めた政治・経済・文化の複合的な展開について広く知っていると、そうした作品をもっともっと楽しめるはずです。この講座では、高校レベルで大きく日本史を眺めます。ドラマに描かれないような地味な部分も含めて、さまざまな史・資料を提示して分かりやすく通史を解説します。今回は近代・現代編です。「なぜ太平洋戦争はおこったのか?」「日本はどこに向かっていくのか?」などについて考えていきましょう。※本講座は2021年度秋学期の同名講座をバージョンアップしたものになります。

各回の講義予定

講座内容
1 ワシントン体制と大衆文化 第一次世界大戦後の国際情勢が日本の内政・外交にどのような影響を与えたか考察しましょう。また、大正時代の経済発展にともなう都会的生活文化拡大の様子をイメージできるようにしましょう。
2 恐慌の時代 慢性的な不況の原因や状況を理解し、また列強や中国との関係を踏まえながら、立憲政友会と憲政会(立憲民政党)による二大政党時代、いわゆる「憲政の常道」期の外交・内政について考察しましょう。
3 軍部の台頭と日中戦争 「満蒙の危機」論を背景とした関東軍による満州占領、国内での国家主義の台頭や軍部の政治的進出の推移について学びましょう。また、なぜ日中戦争が長期化したか、その間の経済・思想を対象とした戦時統制が整えられていく過程について考察しましょう。
4 太平洋戦争と戦後改革 第二次世界大戦の勃発と日本の国際的孤立化を踏まえ、太平洋戦争へ至った過程、さらには戦局の推移や国内政治、占領政策の実態などを多角的に考察しましょう。そして、戦後の冷戦構造の中で日本がどのように再出発をしていったか学びましょう。
5 55年体制と高度経済成長 東西関係を軸とした世界の動向の中で日本が国際社会の復帰を果たした経緯に着目して、1950〜60年代の政治情勢の推移を学びましょう。また、この時期に達成した高度経済成長の光と影について考察しましょう。
6 冷戦の終了と55年体制の崩壊 ベトナム戦争・石油危機、冷戦の終結からアメリカ同時多発テロといった激動の世界情勢を踏まえて、国内の政界再編や平成大不況などの様相について学びましょう。これからの日本の取るべき進路について考察する一助になれば幸いです。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2024/03/05)から学期終了翌月末(2024/07/31)までになります。一般申込開始(2024/03/05)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
 2023年度 秋期 「社会人のための必修教養講座 日本通史―近代・現代編」 (09/27〜11/29 水曜日、全6回)
 で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

吉野 領剛
都立西高等学校教諭
1974年東京生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻修了。都立高校で日本史教育を担当。
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