ジャンル 芸術の世界
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建築家による「日本」のディテール
青柳 憲昌(立命館大学准教授)
曜日 | 土曜日 |
---|---|
時間 | 13:00~14:30 |
日程 |
全2回
・06月01日 ~
06月08日 (日程詳細) 06/01, 06/08 |
コード | 710409 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 5,940 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 6,831 |
目標
・日本近代の建築史、および建築家の伝統表現に対する理解を深める。
・日本の歴史的建築構法(木造・RC造・鉄骨造など)に対する理解を深め、建築作品の構法的ディテールを読み解く面白さを知る。
・現代日本の建築のあり方や未来の建築の方向性について思考する。
講義概要
日本近代の建築史は、外来文化である「西洋」と近世までの伝統としての「日本」という異質なもの同士の相互作用が織りなす歴史として叙述できる。近代の建築家たちは、西洋の新技術を用いて「日本」の伝統を表現し、その一方で、日本の伝統的木造技術を採用しながらそれを西洋的美学や近代的合理性によって変容させた。そうした試行錯誤によって、矛盾しあう両者の架け橋を試みたのである。1950年代とそれに続く時代の建築は、そうした近代の取組みの総決算であり、彼らの思考は「(構法的)ディテール」によく現れている。この授業では、建築のディテールを読み解く面白さや、そこに込められた建築家の思考を講義する。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 06/01 | いまなぜ「日本」のディテールなのか(近代における建築家の伝統表現)/「近代」の日本化─近代テクノロジーの地域化(鉄筋コンクリート造による伝統表現) | |
2 | 06/08 | 「日本」の近代化─伝統構法の批判的合理化(木造による伝統表現)/「伝統」と「近代」の架け橋 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は、6月15日(土)を予定しております。
◆参考図書:『建築家による「日本」のディテール』青柳憲昌著(彰国社、ISBN:978-4395321964)をお読みいただくと、より理解が深まります。
◆Zoomミーティングを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動
画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
講師紹介
- 青柳 憲昌
- 立命館大学准教授
- 東京生まれ。博士(工学、東京工業大学)。東京工業大学助教、立命館大学講師を経て現職。専門分野は、建築史・文化財保存。主な著作として『建築家による「日本」のディテール』(彰国社、2023)、『日本近代の建築保存方法論─法隆寺昭和大修理と同時代の保存理念』(中央公論美術出版、2019、建築史学会賞受賞)、『日本の建築意匠』(学芸出版社、2016、共著)など。