ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

社会人のための必修教養講座 自然地理学

  • 春講座

山田 和芳(早稲田大学教授)

曜日 月曜日
時間 10:40~12:10
日程 全4回 ・05月27日 ~ 06月17日
(日程詳細)
05/27, 06/03, 06/10, 06/17
コード 110733
定員 28名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・社会・生活基盤としての自然環境を俯瞰して理解する力を身に付ける。
・土地の自然やその移り変わり、文化・歴史のかかわりについて知る。
・地形や気候などの自然地理学的視点から、日本の特徴・特異性を深く知る。

講義概要

本講座では社会人として活躍する皆様に、あらためて自然地理学から俯瞰できる大地のしくみや成り立ち、その上に立脚する社会や文化、歴史とのかかわりについて解説します。
世界でも有数の変動帯である“日本”において、内的・外的による自然環境の変化は、私たちにとって災いにも恵みにもなります。社会や生活基盤としての自然環境を正しく理解することは、私たちのこの先(未来)を考える材料にもなります。詰め込み型ではない、百学連関を目指した自然地理学開講です。きっといつもの景色、旅先の景色が違って見えてくるでしょう。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/27 平野の自然地理 平野をキーワードとして、自然環境と人間の関係性を紐解いていきます。
平野の種類や台地との違いなどの項目を説明しながら、なぜ新宿には高層ビル群があるのか?東京の坂が多い理由は?こんな疑問について解説していきます。
2 06/03 山の自然地理 山をキーワードとして、自然環境と人間の関係性を紐解いていきます。
日本列島に分布する山地の種類や成因についてプレートテクトニクスの視点から説明しながら、なぜ富士山は美しい形になっているのか?B級グルメと山地の関係は?こんな疑問について解説していきます。
3 06/10 湖の自然地理 湖や池をキーワードとして、自然環境と人間の関係性を紐解いていきます。
湖沼の形成の違いを説明しながら、なぜ深い湖と浅い湖があるのか?しじみはどこでもとれるのか?こんな疑問について解説していきます。
4 06/17 川の自然地理 河川をキーワードとして、自然環境と人間の関係性を紐解いていきます。
日本列島の河川の特徴などを説明しながら、なぜ日本では長い川は東日本に集中しているのか?なぜ讃岐うどんが誕生したのか?こんな疑問について解説していきます。

講師紹介

山田 和芳
早稲田大学教授
博士(理学)。専門は自然地理学、環境史学。湖の成り立ちや環境変動に関する湖沼堆積物研究を国内外で展開。学部では世界地誌学などを担当。ブラタモリ浜名湖(2020年)案内人。著書『百年先(共編著)』(静岡新聞社、2021年)をはじめ、自然地理学に関する論文を多数公表している。

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