ジャンル 人間の探求

中野校

アドラー心理学ゼミナール

  • 春講座

向後 千春(早稲田大学教授)

曜日 土曜日
時間 10:40~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全4回 ・04月20日 ~ 07月06日
(日程詳細)
04/20, 05/18, 06/15, 07/06
コード 310590
定員 36名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 47,520
ビジター価格 受講料 ¥ 54,648

目標

・アドラー心理学の考え方とその全体像を理解する。
・アドラー心理学の考え方で自分自身の生き方を捉え直してみる。
・よりよい生き方のためにアドラー心理学を実践してみる。

講義概要

この講座では、アドラー心理学の全体像とその理論を理解し、自分の人生に役立ててもらうことを目指しています。そのためにゼミナールという形式で進めます。ゼミナール形式とは、受講生同士が小さなグループで議論して、その内容を全体に共有するという活動をしながら進めていくものです。ただ講義を聞くだけではなく、その話題を自分の問題として考えていくところにゼミナール形式の特徴があります。そして考えた内容を受講生の前で発表するという機会も設けます。受講生一人ひとりの積極的な取り組みを期待しています。
※春・夏学期を通じて学びます。日程にご注意ください。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/20 アドラー心理学の理論、概念、技法 ・アドラー心理学の理論的な枠組:目的論、全体論、仮想論、社会統合論、個人の主体性について理解する
・アドラー心理学の重要な概念:劣等感とその補償、ライフスタイル、共同体感覚について理解する
・アドラー心理学の技法:早期回想とエピソード分析について理解する
2 05/18 早期回想とその読み取り:所属とライフスタイル ・早期回想とはどういうものか、それが持つ意味について理解する
・具体的な早期回想を分析し、そこからその人のライフスタイルを読み解く
・読み解いたライフスタイルをその人の強みと人生の意味につなげる
3 06/15 感情とそのしくみ:私的感覚と共通感覚 ・感情の持つ意味とそのしくみについて理解する
・感情をともなったエピソードを分析し、そこからその人の私的感覚を読み解く
・自分の私的感覚から他の人との共通感覚を見出すためにはどうすればよいかを実践する
4 07/06 アドラー心理学の実践と応用:子育て、教育、職場での実践 ・アドラー心理学を実践する領域として、子育て、交友、教育、職場を想定し、実践を考える
・アドラー心理学を実践することと人生の意味を見出すことの関係性を考える
・人として十全に生きるとはどういうことかをアドラー心理学から見出す

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は、7月13日(土)を予定しております。
◆テキストは指定しておりませんが、以下の参考書のいずれかを読んでおくとより理解が深まるでしょう。
(1) 向後千春『幸せな劣等感』(小学館新書)
(2) 向後千春『アドラー実践講義 幸せに生きる』(技術評論社)
(3) 向後千春『アドラー心理学のススメ』(技術評論社)
◆3〜4人のグループで話し合うワークを適宜行います。
◆ゼミナール講座には、学びをより良いものにするための「グランドルール」があります。
相互に円滑に学びあうコミュニティづくりにご協力ください。
・議論の際には、他者の意見を否定するのではなく、建設的な意見を述べて議論を深めるようにする
・対等な立場で参加し、他者の意見や背景を理解する努力をする
・ゼミというコミュニティの中で、自分のできることを見出し、コミュニティへの貢献を意識して活動する
・ゼミに参加する全員で、ゼミ全体の「思考の質」、「成果の質」をあげることをめざす

講師紹介

向後 千春
早稲田大学教授
1958年生まれ。博士(教育学、東京学芸大学)。専門は教育工学、教育心理学、特に、インストラクショナルデザイン、成人教育、アドラー心理学。著書に『幸せな劣等感』(小学館新書)、『世界一わかりやすい教える技術』(技術評論社)、『統計学がわかる』(技術評論社)など。

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