ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

帝国日本の台湾統治と開発

  • 春講座

松葉 隼(早稲田大学地域・地域間研究機構台湾研究所次席研究員)

曜日 月曜日
時間 10:40~12:10
日程 全2回 ・05月27日 ~ 06月03日
(日程詳細)
05/27, 06/03
コード 310221
定員 26名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

目標

・台湾の歴史に対する理解を深める
・台湾史における日本時代の意味を考える

講義概要

本講義では、台湾の日本統治時代(1895年から1945年)における歴史を、鉄道や港湾という「開発」の展開から読み解くものである。日本社会ではしばしば、こうした「開発」が台湾における「親日」現象を作り出す要因とされるが、同時期に行われた「開発」の目標と実態、利用状況を見ていきながら、日本帝国が台湾においていかなる統治を展開したのかを再考する。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/27 イントロダクション・日本帝国と台湾 1895年に日本帝国が台湾の領有を開始してからの、初期における「開発」の展開を見ていく。
2 06/03 帝国日本の台湾統治と開発 日本帝国・台湾総督府を中心に展開される「開発」と、こうした「開発」を台湾の人々(日本人・台湾人)がどのように受容したのか、こうして建設されたインフラが戦後においていかに利用されていくのかを見ていく。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は6月10日(月)を予定しています。

講師紹介

松葉 隼
早稲田大学地域・地域間研究機構台湾研究所次席研究員
兵庫県姫路市出身。博士(社会学、一橋大学)。専門分野は、台湾史および交通史。早稲田大学等で、学部生の台湾史や中国語について担当。主要業績として、『鉄道技手前畑彦太郎的撮影記録:「建主改従」時期的台湾鉄道』(蔡龍保・温文佑・陳家豪との共著、台湾・国立台湾博物館、2021年)、「日本統治初期台湾における汽船経営:台湾人海運経営の転換」『日本植民地研究』第32号、2020年、『族群:現代台湾のエスニックイマジネーション』(洪郁如との共訳、東方書店、2014年)がある。

  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店