ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

人事の古代史―律令官人制からみた古代社会

  • 春講座

十川 陽一(慶應義塾大学准教授)

曜日 金曜日
時間 15:05~16:35
日程 全3回 ・05月24日 ~ 06月07日
(日程詳細)
05/24, 05/31, 06/07
コード 310219
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・官人制度を通じて、律令国家への理解を深める。
・下級官人や地方の社会についての理解を深める。

講義概要

日本の古代国家は、律令という外来の統治システムを継受し、緻密な法体系を有する律令国家として成立します。その内実には、律令制継受以前の要素や、中国律令を日本の状況にあわせて修正した部分も存在しています。この講義では、国家運営の担い手である官人という存在を通じ、日本の古代国家の特質について検討します。中央や上級の貴族層だけではなく、地方や下級官人にも目配りして、古代国家を立体的に描いてゆきたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/24 律令官人制とは 律令官人制について概観しながら、律令国家を構成した支配者層の構造についても検討します。
2 05/31 下級官人の世界 都で暮らす下級官人に目を向け、末端まで目配りされた律令官人制の全体像について考えます。
3 06/07 地方社会と律令官人制 地方社会における律令官人制の展開について、地方からの需要についても目配りしながら考えてゆきます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆参考図書:十川陽一著『人事の古代史 律令官人制からみた古代日本』(筑摩書房)をお読みいただくとより理解が進みます。

講師紹介

十川 陽一
慶應義塾大学准教授
千葉県生まれ。博士(史学、慶應義塾大学)。専門分野は、日本古代史。都城をはじめとした古代の大規模造営事業、官人制、古代東北史などについて、律令制に軸を置いて研究している。単著書籍に、『人事の古代史 律令官人制からみた古代日本』(筑摩書房、2020年)、『日本古代の国家と造営事業』(吉川弘文館、2013年) などがある。

  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店