ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

人神信仰―怨霊祭祀と偉人崇拝

  • 春講座

及川 祥平(成城大学准教授)

曜日 金曜日
時間 15:05~16:35
日程 全2回 ・05月17日 ~ 05月31日
(日程詳細)
05/17, 05/31
コード 310218
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

目標

・日本の民俗信仰についての理解を深める。
・死と記憶の関係について理解を深める。

講義概要

私たちが思い描くことのできる歴史上の人物の多くが、神社の祭神等として祭祀されている。このような実在した人物を神に祀る文化を人神信仰という。人神信仰の形態は多様であるが、本講義では、怨霊祭祀および偉人崇拝の側面からこれらを検討する。すなわち、祟りを為す死者を鎮めるために神格化する文化と、優れた者を讃える意図で神格化する文化に照準をあわせる。人神信仰は決して私たちに縁遠い過去の文化ではなく、現代における死者想起の文化を考えるうえでも有益な題材となることをお伝えしたいと思う。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/17 怨霊祭祀論 人神信仰の全体像を俯瞰したうえで、死者を怨霊とみなし、祭祀する文化について講義する。
2 05/31 偉人崇拝論 死者を讃えつつ祭祀する文化について講義し、前回講義をふまえて総括する。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は6月7日(金)を予定しています。
◆参考図書:及川祥平著『偉人崇拝の民俗学』(勉誠出版)をお読みいただくとより理解が進みます。

講師紹介

及川 祥平
成城大学准教授
北海道生まれ。博士(文学、成城大学)。専門分野は民俗学、とくに民俗信仰論、現代民俗論。主要な著作に『偉人崇拝の民俗学』(2017年、勉誠出版)、『心霊スポット考―現代における怪異譚の実態』(2023年、アーツアンドクラフツ)がある。

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