ジャンル 世界を知る

中野校

水中文化遺産:うみから学ぶ歴史

  • 春講座

佐々木 蘭貞(ランディ)(帝京大学准教授、一般社団法人うみの考古学ラボ代表理事)

曜日 土曜日
時間 13:10~14:40
日程 全3回 ・04月20日 ~ 06月08日
(日程詳細)
04/20, 05/18, 06/08
コード 310318
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・うみから学べる歴史の理解を深める。
・水中遺跡の探査・調査・保存処理の基本理念を学ぶ。
・水中文化遺産保護が喫緊の課題であることを理解する。

講義概要

当講義では日本の歴史理解にとって重要でありながら、未だになじみの薄い水中文化遺産に焦点を当てます。水中文化遺産の探査・発掘・保存処理・活用の基本理念を理解し、調査手法の基礎知識、最新技術についても触れます。授業では、日本と世界の著名な水中文化遺産を紹介します。世界各地・年代を広く扱いますが、それぞれの文化遺産の持つ共通の価値に着目します。つまり、「うみからしか学ぶことができない歴史」があり、それが水中文化遺産研究の醍醐味であることを理解します。なぜ水中文化遺産を保護することに意義があるかについて理解し、何が日本政府の課題であるか、また、自分で何かできるかを考えてもらいます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/20 水中文化遺産とは? 日本と世界の水中遺跡を紹介し、水中文化遺産とは何かを学びます。日本からは、旧石器・縄文時代の遺跡、元寇の沈没船、沈んだ村、日本と世界をつないだ船の事例等。世界からは、最古の沈没船、ヴァイキングの船、大航海時代・海賊について。また、戦争遺跡など幅広く学びます。
2 05/18 遺跡を探す、調べる、守る、伝える 水中文化遺産の探査手法、発掘方法、保存処理、また、展示や活用の事例を紹介します。最新の探査・手法や研究の最前線を紹介します。
3 06/08 水中文化遺産を守るために 日本と世界の水中文化遺産の保護体制について学び、どのような課題があるのか、今、日本にとって何が必要なのかを考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は6月22日を予定しています。

備考

・パンフレットの「テキスト一覧」に記載されたpdfファイル(無料ダウンロード可能)は参考図書としてご覧ください。「水中遺跡ハンドブック(PDF)」→ https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/130183

講師紹介

佐々木 蘭貞(ランディ)
帝京大学准教授、一般社団法人うみの考古学ラボ代表理事
神奈川県生まれ。テキサスA&M大学より博士号(Ph.D.)取得。うみとヒトの関係の歴史を物的証拠から学ぶ海事考古学が専門。大学での教育・研究活動の他、広く一般に水中文化遺産を保護する重要性を説くため、様々な活動を実施している。

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