ジャンル 現代社会と科学
オンライン
人種主義と多様性から考えるアメリカ
竹沢 泰子(関西外国語大学教授、京都大学名誉教授)
曜日 | 木曜日 |
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時間 | 15:30~17:00 |
日程 |
全2回
・06月06日 ~
06月20日 (日程詳細) 06/13, 06/20 |
コード | 710767 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 5,940 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 6,831 |
目標
・「人種」がなぜ創られた概念なのか、社会経済的要因、ステレオタイプ、科学知の関係を考察しながら、理解する。
・偏見の克服と多様性の確保はいかにして可能なのかについて討論しつつ考察する。
講義概要
アメリカにおいて「人種」がどのように創られたのかを、社会経済的要因、ステレオタイプ、科学知の関係に注目しながら考察する。またアメリカの黒人・先住民・アジア系の人々に対する偏見や代表的なステレオタイプを解説し、自分たちのバイアスをどのように克服することができるかを授業で討論する。また最近の最高裁判決では、大学選抜において差別是正措置や人種を考慮すること自体が禁じられた。ではそれに代わる方策としてどのような多様性確保の試みが続けられているかを学び、日本社会への援用の可能性を考える。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 06/13 | 科学知として創られた「人種」 | 現在人間の分類概念として日本社会に定着している人種概念が、いかに欧米の伝統の中で創られたかを、社会経済的要因、ステレオタイプ、科学知の関係に注目しながら考察する。 |
2 | 06/20 | アメリカの人種偏見・ステレオタイプとその克服へ | アメリカの黒人・先住民・アジア系の人々に対する偏見や代表的なステレオタイプを解説し、自分たちのバイアスをどのように克服することができるかを授業で討論する。また最近の最高裁判決では、大学選抜において差別是正措置や人種を考慮すること自体が禁じられた。それに代わる方策としてどのような多様性確保の試みが続けられているかを学び、日本社会への援用の可能性を考える。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は、6月20日(木)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
◆参考図書として、『アメリカの人種主義』名古屋大学出版会をお読みいただくと、より理解が深まると思います。(出版社に直接連絡してのご購入をおすすめいたします。)
備考
※講師の都合により6月6日は休講になりました。補講は6月20日に行います。
講師紹介
- 竹沢 泰子
- 関西外国語大学教授、京都大学名誉教授
- 京都大学人文科学研究所教授、カリフォルニア大学ポール・テラサキ基金チェア/教授、日本移民学会会長、学術会議会員、主たる著書に『アメリカの人種主義〜カテゴリー/アイデンティティの形成と転換』(名古屋大学出版会 2023)『日系アメリカ人のエスニシティ〜強制収容と補償運動による変遷』(東京大学出版会 新装版 2017)。編著および英文著作多数。