ジャンル 現代社会と科学
中野校
「不思議の国」イスラエル―ユダヤ人の歴史と文化、宗教と生活を知る
大治 朋子(毎日新聞編集委員)
曜日 | 木曜日 |
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時間 | 15:05~16:35 |
日程 |
全5回
・05月16日 ~
06月13日 (日程詳細) 05/16, 05/23, 05/30, 06/06, 06/13 |
コード | 310707 |
定員 | 36名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 14,850 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 17,077 |
講義概要
2023年のイスラエル軍とハマスによる大規模な戦闘で、多くの人々がさまざまな驚きや疑問を抱きました。「なぜイスラエルはこのような方針をとるのか」「ユダヤ人とはどのような思考を持つ民族なのか」。そうした疑問は、ニュースや紛争の状況を知るだけではなかなか理解が進みません。ユダヤ人の歴史や宗教、文化、生活を知ることがその知識と理解を深めます。講師がイスラエルの大学院や6年半の現地生活で体験したその「素顔」を分かりやすく解説します。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 05/16 | ユダヤ人の歴史と宗教、文化 | ユダヤ教とはどのような宗教なのか、ユダヤ人が歩んだ歴史と伝統文化、民族的な個性について解説します。 |
2 | 05/23 | シオニズム運動と、知られざるホロコーストの「遺産」 | 現代のイスラエル政治にも大きな影響をおよぼす「シオニズム運動」とはどのようなものかを学びます。ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)で何が起きたのか。そしてその集団的記憶がサバイバー(ホロコースト生存者)の子孫や現在のイスラエルという国家にどのような影響をおよぼし続けているのか。ホロコースト生存者のケア施設で講師が続けた研究をもとに説明します。 |
3 | 05/30 | イスラエル建国とその文化、教育 | イスラエルとパレスチナ間の紛争の歴史はイスラエル建国に遡ります。ユダヤ人はどのような経緯、闘いを経て自らの国を建国したのか。ノーベル賞受賞者を多数輩出するイスラエルの教育やその科学技術力についても学習します。 |
4 | 06/06 | 軍事国家イスラエルの思考と戦略 | ガザを拠点とするイスラム組織ハマスとの戦闘からイスラエルの軍事的戦略やその思考について学びます。イスラエル軍の「10倍返し」「100倍返し」やサイバー技術など軍事的発想やその力の根源を学びます。 |
5 | 06/13 | 極右政党が揺るがすイスラエルの未来 | 現在の連立政権はイスラエル史上最も右派だといわれます。そうした政治性がパレスチナとの関係性に大きな影響をおよぼしています。2024年秋の米大統領選でトランプ大統領が勝利した場合、イスラエルの政治、社会やパレスチナとの関係にどのような影響をおよぼすのか。その現在と未来を学習します。 |
講師紹介
- 大治 朋子
- 毎日新聞編集委員
- イスラエル・ライヒマン大学院(テロ対策&国土安全保障論)、テルアビブ大学院(危機&トラウマ学)それぞれ修了。東京社会部、ワシントン、エルサレム特派員を担当。2002,03年度の新聞協会賞を連続受賞、10年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。英オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所元客員研究員。暴力的過激主義に関するシンクタンク研究チームメンバー。単著に『勝てないアメリカ』『アメリカ・メディアウォーズ』『歪んだ正義』など。最新刊に『人を動かすナラティブ なぜ、あの「語り」に惑わされるのか』。大学客員教授。