ジャンル 現代社会と科学

中野校

加速する「農業消滅」―日本人の命は守れるか

  • 春講座

鈴木 宣弘(東京大学大学院特任教授)

曜日 木曜日
時間 13:10~16:25 ※途中休憩をはさみます。
日程 全1回 ・05月09日 ~ 05月09日
(日程詳細)
05/09
コード 310714
定員 54名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

講義概要

日本の農家の平均年齢は68.4歳(2022年)で、さらに、今次の生産資材価格高騰による赤字で、廃業と耕作放棄地が激増している。このままでは、あと10年以内に日本の農業・農村が崩壊しかねない。解決策として提示されているフードテックは、さらに命や環境を蝕んで、次の企業利益追求に邁進するものではないか。これで日本の農と食と国民の命は守れるのか。コミュニティを大事にし、自然の摂理に還ることで、真の解決策を探る。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/09    

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座については、休講が発生した場合の補講日を設けておりません。

講師紹介

鈴木 宣弘
東京大学大学院特任教授
東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授、東京大学教授を経て現職。専門は農業経済学。『食料を読む』(日経文庫、2010年)、『食の戦争』(文春新書、2013年)、『悪夢の食卓』(角川、2016年)、『だれもが豊かに暮らせる社会を編み直す』(筑波書房、2020年)、『農業消滅: 農政の失敗がまねく国家存亡の危機』(平凡社新書、2021年)、『協同組合と農業経済〜共生システムの経済理論』(東京大学出版会、2022年、食農資源経済学会賞受賞)、『世界で最初に飢えるのは日本〜食の安全保障をどう守るか』(講談社、2022年)、『マンガでわかる日本の食の危機』(方丈社、2023年)、『国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係』(講談社、2024年)等、著書多数。

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